バックナンバー
402号 NEW
401号
400号
399号
398号
397号
396号
395号
394号
393号
392号
391号
390号
389号
388号
387号
386号
385号
384号
383号
382号
381号
380号
379号
378号
377号
376号
375号
374号
373号
372号
371号
370号

【402号】

令和3年4月26日

image001.jpg

社 内 報

 3月の日本の天候は、北・東・西日本の気温は記録的に高く、1946年の統計開始以来3月として最も高い記録を更新した。降水量は北日本の太平洋側でかなり多く、東日本の太平洋側で多かった。日照時間は、西日本の日本海側でかなり多かった。沖縄・奄美では、降水量は少なく、日照時間はかり多かった。4月は、温暖な日が多く、桜前線の北上も早かったが、寒暖の差が大きかった。

 気象庁の5〜7月3か月予報では、平均気温は、北・東・西日本で高い確率50%、沖縄・奄美で平年並み亦は高い確率ともに40%。降水量は、北日本と東日本の日本海側で平年並み亦は多い確率ともに40%。月別予報は下記の通り。

 5月、北日本と東日本の太平洋側では、天気は数日の周期で変わる。東日本の日本海側と西日本では、天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多い。沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多い。

 6月、北日本と東日本の日本海側では、期間の前半は、天気は数日の周期で変わる。期間の後半は、平年と同様に曇りや雨の日が多い。東日本の太平洋側と西日本では、平年に比べ曇りや雨の日が多い。沖縄・奄美では平年と同様に曇りや雨の日が多い。

 7月、北日本と東日本の日本海側では、平年に比べ曇りや雨の日が多い。東日本の太平洋側と西日本では、月前半は平年と同様に曇りや雨の日が多い。月後半は、平年に比べ晴れの日が多い。沖縄・奄美では、平年に比べ晴れの日が多い。

 

野菜の概況

建値市場の3月の野菜の販売量は、218,319トン前年比100%(前月比

105%)、平均単価はkg¥225前年比98%(前月比104%)。コロナ禍が続いているが販売量は前年並み、単価もほゞ前年並みの動きであった。市場別の販売量と平均単価は、札幌市場の販売量は前年比98%、平均単価はs¥196前年比101%。東京市場の販売量は前年比98%平均単価はKg¥238前年比98%。名古屋市場の販売量は前年比101%、平均単価はs¥218前年比101%。大阪本場の販売量は前年比106%、平均単価はs¥226で前年比100%。福岡市場の販売量は前年比101%、平均単価はs¥176前年比98%となっている。

建値市場の3月の玉葱の販売量は28,704トンで前年比97%、(前月比112%)、平均単価はkg¥90前年比122%(前月比97%)。総じては、入荷は前年比減の単価高であった。市場別の販売量と平均価格は、札幌市場の販売量は3,445トン前年比107%、平均単価はkg¥61前年比111%。東京市場の販売量は10,923トン前年比89%、平均単価はkg¥105前年比132%。名古屋市場の販売量は6,992トン前年比98%、平均単価はkg¥86前年比112%。大阪本場の販売量は4,789トン前年比114%、平均単価はkg¥90前年比123%。福岡市場の販売量は2,555トン前年比99%、平均単価はkg¥92前年比110%となっている。

日本農業新聞社の、主要7地区代表卸7社の3月の主要野菜14品目の販売データの集計値では、販売量が93,654トン前年比で100%、平年(過去5年平均値)比1%減。平均単価は、kg¥143前年比1%高、平年比6%安となっている。販売量が前年比増となった品目は、ホウレンソウが前年比21%増、トマトが19%増、ピーマンが11%増など9品目。販売量が前年比減となった品目は、サトイモが前年比23%減、ネギが17%減、ジャガイモが16%減など5品目。価格が前年比高となった品目は、ジャガイモがkg¥246で前年比103%高、ネギがkg¥411で81%高、ニンジンがkg¥176で23%高など5品目。前年比安となった品目は、ハクサイがkg¥47で前年比46%安、ホウレンソウがkg¥307で32%安、レタスがkg¥114で28%安など8品目。タマネギの販売量は前年比8%減、価格はkg74で17%高となっている。

東京都中央卸売市場の3月の野菜の入荷量は、121,372トン前年比98%(前月比106%)。平均単価はkg¥238前年比98%(前月比103%)でほゞ前年同月並みの水準となっている。主要15品目で入荷が前年比増の品目は、ホウレンソウが前年比118%、トマトが115%、ハクサイが108%など8品目。入荷が前年比減の品目は、バレイショが前年比67%、ネギが78%、サトイモが81%など7品目。価格が前年比高の品目は、バレイショがkg¥280で前年比222%、ネギがkg¥468で207%、タマネギがkg¥101で132%など5品目。前年比安の品目は、ハクサイがkg¥43で前年比41%、キャベツがkg¥62・ホウレンソウがkg¥334でともに67%、レタスがkg¥133で71%など10品目となっている。

東京都中央卸売市場の3月の入荷量と単価

品  目

入荷量

前年比

前月比

単 価

前年比

前月比

 

(t)

(%)

(%)

(\/kg)

(%)

(%)

野 菜 総 数

121,372

97.6

105.9

238

97.9

102.6

た ま ね ぎ

10,923

89.3

109.3

101

131.9

96.2

は く さ い

8,733

108.7

69.1

43

41.4

138.7

キ ャ ベ ツ

19,099

104.8

113.7

62

66.9

98.4

だ い こ ん

10,009

97.9

103.8

77

99.6

95.1

レ  タ  ス

7,174

105.5

103.3

133

71.2

76.9

ば れ い しょ

6,163

66.7

97.8

280

221.7

119.2

に ん じ ん

6,636

103.1

116.9

210

119.9

139.1

ト  マ  ト

6,294

115.0

115.5

353

77.2

112.8

き ゅ う り

6,137

97.9

127.9

311

88.2

77.9

ね     ぎ

3,477

78.3

99.0

468

206.8

94.9

か ぼ ち ゃ

1,833

68.9

97.5

188

142.1

114.6

な が い も

932

85.1

110.0

293

89.8

98.7

れ ん こ ん

841

160.4

94.0

405

65.0

109.5

に ん に く

178

58.1

98.3

1,349

167.8

96.4

 

玉葱の概況

東京市場

東京都中央卸売市場の3月の玉葱の入荷量は10,923トン前年比89%(前月比109%)、静岡以外の産地は前年を下回った。主力産地の北海物の入荷は7,616トン前年比85%、占有率70%前年比4ポイントダウン。静岡物は1,223トン前年比129%、占有率11%前年比2ポイントアップ。佐賀物は1,140トン前年比93%、占有率10%前年と変わらず。長崎物は553トン前年比81%、占有率5%で前年比1ポイントダウン。総平均単価はkg¥101前年比132%(前月比96%)。産地別では、北海物はkg¥83前年比145%。静岡物はkg¥157前年比108%。佐賀物はkg¥128前年比104%。長崎物はkg¥136前年比111%となっている。

4月に入り、府県産の新物は順次佐賀物がメインとなり、荷受け各社は売り込みに努めた。コロナ禍の影響で飲食筋の需要は今一つだが、家庭需要は堅調で新物の動きは順調であった。他方、終盤となった北海物の入荷は減少傾向となったが、荷動きは鈍く荷凭れ状態が続いた。相場は日々増加傾向の新物は値下がり傾向で、日々減少傾向の北海物は弱保合となった。此処に来て、佐賀物の入荷が予想されたほど増加せず、GWを控えた手当買いもあり、品薄傾向となっている。亦、兵庫物の走りが一部の卸に入荷しているが、佐賀物との価格差が20kg¥500もあり、佐賀産地から苦情が出ている。この先、新物は需給がタイトに向かい堅調な動きになると予想される。北海物は、契約物が主力となり苦しい販売が続きそうだ。

4月1日〜20日の入荷量は8,997トン前年比105%、平均単価はkg¥78前年比116%。産地別では、佐賀物は4,097トン前年比130%、平均単価はkg¥74前年比91%。北海物の入荷は4,218トン前年比89%、平均単価はkg¥80前年比151%。熊本物は181トン前年比105%、平均単価はkg¥109前年比94%。となっている。北海物は前年比で入荷量減の大幅高、佐賀物は入荷大幅増で単価安となっている。

名古屋市場

名古屋市中央卸売市場の3月の玉葱販売量は6,992トン前年比98%(前月比114%)で前年比微減、前月比増となっている。北海物が83%を占め引き続き北海物主導の販売となっている。北海物の販売量は5,825トン前年比96%、占有率は83%で前年比1ポイントダウン。静岡物は558トン前年比123%、占有率8%で前年比2ポイントアップ。愛知物は537トン前年比97%、占有率は8%前年比と同じ。総平均単価はkg86前年比112%(前月比97%)で、弱含みで推移した。産地別の平均単価は、北海物はkg¥75で前年比115%。静岡物はkg¥154で前年比103%。愛知物はkg¥126前年比97%となっている。

4月に入り、地場産地の愛知物の出荷が日々増加傾向となったが、低迷していた市況は、此処に来て需要の回復で強含みに転じている。愛知物は球伸びが良好で、現在入荷の球流れは、2Lが40%を占め大玉傾向で豊作型と見ている。北海物の動きも回復傾向にあり、月前半は荷動き不振が続き在庫増に悩まされていたが、此処に来て在庫は通常のランニングストック量に減少している。この先、CA貯蔵の契約物の販売が控えているが、担当者は採算に乗る相場で販売が出来るかどうか心配している。

大阪本場

大阪市中央卸売市場本場の3月の玉葱の販売量は、4,789トン前年比114%(前月比108%)で前年比、前月比ともに増となっている。長崎・佐賀の新物の入荷増を始め、北海物も予想外に増加した。反面、兵庫産の冷蔵物は切り上がり早く大幅減となった。北海物の販売量は、3,275トン前年比114%、占有率68%で前年と同じ。長崎物は980トン前年比126%、占有率20%で前年比1ポイントアップ。兵庫物は238トン前年比71%、占有率は5%で前年比3ポイントダウン。佐賀物は156トン前年比136%、占有率3%前年と同じ。総平均単価はkg¥90前年比123%(前月比98%)で弱含みで推移した。産地別の月間平均単価は、北海物はkg¥74で前年比145%。長崎物はkg¥120前年比100%。佐賀物はkg¥93前年比87%。兵庫の冷蔵物はkg¥141前年比117%となっている。

4月に入って、新玉葱は近県の兵庫物の入荷が始まり、長崎、佐賀、兵庫物の競合となった。兵庫物はブランド力を背景にこだわり筋の引き合いで高値を維持していたが、月後半は入荷増の佐賀物に押され、いずれの産地も同等の水準となった。その中で長崎の県央物が品質良好でプライスリーダーとなった。北海物は、月前半は引き合いが鈍く価格は低迷したが、後半は入荷減と卸の販売調整で強含みに転じたものの、依然逆鞘現象で卸の赤字が薄まった程度の回復であった。昨今の市場は、兵庫物は球肥大が良く、2L、Lの比率が高くMが品薄傾向だが、佐賀物は量販店から発注の多いバラ売り用の2Lの比率が低く、2Lの品不足傾向が続いている。北海物は入荷減のほか、GWを控えた手当買いが見受けられるが、荷動きはまちまちである。

4月1日〜20日の入荷量は3,032トン前年比99%、平均価格はkg¥72前年比126%。産地別では、主力の北海物の入荷は1,575トンで前年比87%、平均価格はkg¥72前年比180%。佐賀物が776トンで前年比144%、平均価格はkg¥63前年比84%。長崎物の入荷は347トンで前年比89%、平均価格はkg¥78前年比89%。兵庫物の入荷は283トン前年比102%、平均単価はkg¥91前年比108%となっている。

福岡市場 

福岡市中央卸売市場の3月の玉葱販売量は、2,555トン前年比98%(前月比133%)で、前年比減、前月比増となっている。依然北海物主導の販売となっているものの、前年に比べ九州産の新物の入荷が増加している。北海物の販売量は1,610トン前年比98%、占有率は63%で前年と同じ。長崎物は577トン前年比107%、占有率23%前年比2ポイントアップ。佐賀物は209トン前年比177%、占有率は8%前年比3ポイントアップ。中国物は119トン前年比67%。月間総平均単価はkg¥92前年比110%(前月比100%)で総じては横這いであった。産地別の平均単価は、北海物はkg¥82前年比119%。長崎物はkg¥112前年比95%。佐賀物はkg¥101前年比97%となっている。

4月に入り、入荷は前年を下回り、需給均衡の販売が続いている。現在は、九州産地の新物主力の販売だが、長崎の県央物は品質良好で引き合い強く高値販売。佐賀物はJA中心の入荷だが、県央物に比べると見劣りし、10kg¥200安が中心相場。産地では集荷が減少しているためか、商系各社の販売希望価格が高くなっている。GWが近づいているが、注文は特別に多いと言うほどのことはなく、値上がりする状態でない。北海物は現在新着物がなく、コンテナーヤードの在庫を注文に応じて販売しているが、荷動きは今一つである。此の先CA貯蔵の契約物があるものの、割高で販売環境は厳しい。

4月1日〜20日の玉葱の販売量は1,573トン前年比93%、平均単価は

kg¥74前年比103%。数量減でやや単価高となっている。

 

4月24日(土)の建値市場の玉葱市況は次の通り

【札幌市場】 入荷263 トン  強い

 20kgDB2L¥1,6001,400、L大¥1,6001,400、L¥1,500〜1,300

              M¥1,2001,100

 20kgDB2L¥1,6001,500、 L¥1,7001,600 M¥1,7001,600

【太田市場】 入荷320 トン  保合

 20kgDB2L¥1,6001,400、 L大¥1,6001,400、 L¥1,4001,300

              M¥1,2001,100

 20kgDB2L¥1,2001,100、 L¥1,5001,300、 M¥1,3001,200

 20kgDB2L¥1,6001,400、 L¥2,0001,800、 M¥1,6001.500

【名古屋北部】 入荷111 トン  保合

 20kgDB2L¥1,5001,400、 L大¥1,5001,400、 L¥1,4001,300

              M¥1,3001,200

 10kgDB2L¥700 600  L¥800 700 M¥700 600

 20kgNT2L¥1,2001,100、 L¥1,4001,300 M¥1,2001,100

【大阪本場】 入荷155 トン  弱保合

 20kgDB2L¥1,5001,400、 L大¥1,5001,400、 L¥1,4001,300            

 10kgDB2L¥800 700 L¥1,000700 M¥800 〜 700

 20kgDB2L¥1,4001,300、 L¥1,6001,500  M¥1,5001,400

 10kgDB2L¥700 600  L¥900 750  M¥700 〜 600

 20kgDB2L¥1,4001,300、 L¥1,6001,500 M¥1,4001,300

 10kgDB2L¥800 700  L¥1,000900 M¥800 700

 10kgDB2L¥600        L¥700       M¥600

【福岡市場】 入荷 95 トン  保合

 20kgDB2L¥1,6001,500、 L大¥1,6001,500、 L¥1,5001,400

              M¥1,4001,300

 10kgDB2L¥800 700  L¥1,000900  M¥800 700

佐 賀 10kgDB2L¥600 500 L¥800 700    M¥700 600

 

供給(産地)の動き

 3月以降の北海物の出回り量は、前年を下回ると予想されていたが、市場の販売量は昨年に比べ増減まちまちで大きな減少はなく、3月も北海物主力の販売が続いた。4月からは府県の新物が旬を迎え、需要は順次新物に移行し、北海物は減少したものの動きが鈍く、流通段階での滞貨が増加した。静岡物は3月で終了したが、続く長崎・佐賀・兵庫物の出回りが増加し、新物のウエイトが高くなった。此処に来て需給は均衡し、北海物の流通段階の在庫も減少している。5月は、佐賀・兵庫・愛知の主産地を始め各地の中小産地も出回るが、作柄は前年並みまたは下回る産地が多く、出回り量は佐賀産が前年比大幅増とならない限り、需給はタイトに向かう可能性が高い。

北海道産地

現在、産地在庫はCA及び冷蔵貯蔵物を除き、出荷は殆ど終了している。何れの地域も、今シーズンの定植期を迎え懸命の作業が続いている。此の冬は積雪が多かったため、融雪遅れが心配されていたが、3月の平均気温は歴代1〜2位の高温であったことで、予想外に融雪が進み定植の作業開始は平年より早まった。4月は降雨が比較的多く圃場の乾燥状態が今一つで、乾燥不良の圃場での定植は、乾土効果が得られないと生育を心配する向きもある。

府県産地

府県産の極早生の出荷は、静岡産は3月末でほゞ終了。長崎産も4月半ばで島原地区が終了し、品質が良好な県央も既に終盤を迎えている。

佐賀産地では、出荷は前進化傾向で、現在、早生マルチ栽培の出荷が終了し、露地栽培の普通早生に移行している。今年の極早生は病害の発生が前年より少なく温暖で、早生マルチの出荷は前進化傾向であった。3月出荷は過大球の価格が安いことで若採りとなったが、球流れは前年よりも大粒であった。4月出荷も順調でマルチ早生の切り上がりが早い。中心産地のJA佐賀白石地区では、今年の栽培面積は前年比112%、販売計画は前年比125%で、5月出荷は前年の3倍以上となっている。3〜4月は計画を上回る順調な出荷で推移したが、此の先、露地物の早生・中晩生の生育は圃場格差があり、今後の天候次第だが、産地の関係者のなかからは平年作かやや下回るとの声が聞こえる。亦、ベト病の2次感染が防除の不徹底で、昨年並みに拡大していることや、干ばつ傾向で球伸びが今一つ期待薄など、出荷のピークを迎える5月は、前年並みの出荷に留まるのでないか?と心配している向きも多い。佐賀産の増減が相場を大きく左右するので、此の先露地物の作柄を凝視したい。

兵庫の主産地淡路島では、県玉葱協会の調査では栽培面積は前年比6%の減反と報告されているが、病害の発生が昨年に比べて少なく、圃場格差がなく、一望すると濃緑色一色に覆われ、色褪せの圃場は皆無である。色落ちの圃場が点在するのが通常年である。昨年は大豊作で球伸びは良好であったが、品質劣化が早く商品化率が著しく低下した。今年の反収は前年を下回るものの、球揃いが良く、品質良好で商品化率の向上が期待出来るので、出回り量は計画の前年比4%前後増加すると見ている生産者が多い。既に早生種の出荷が始まっているが、市場ではプライスリーダーとなっている。作型比率は、早生種が20.6%、中生種が62%、晩生種が16.7%、赤玉が0.8%となっている。

輸入動向

 3月の輸入の速報値は20,513トン前年比112%で、予想をかなり上回った。主力の中国産の輸入量は19,598トン前年比112%、ニュージ産が451トン前年比108%。タイ産が243トン前年比101%。アメリカ産が185トン前年比70%となっている。

中國、甘粛省の出荷が後ずれし、価格は値下り傾向である。主力は雲南省に移行しているが、雲南省産が高値のため敬遠されている。現在、日本向け価格は、剥き玉20kg・C&F・甘粛省産が$8.40〜8.50、雲南省産は$10.00〜10.40となっている。5月から後続産地の河南省、江蘇省、山東省と目白押しとなることで値下がり傾向となる予想。

ニュージランド、栽培面積は前年比99%と微減。内訳は黄玉が前年比94%、赤玉が前年比106%で生育は順調と報告されている。現在、日本向けのオファーは、70〜80o・C&F・¥1,000前後で前月と変わらないが、赤玉以外の商談は低調である。

 

5月の市況見通し

3月からは北海物の出回り量は、前年に比べ大幅に減少すると予想されていたが、3月はそれほどの減少にはならず、4月になって減少が目に見えて来た。府県産の極早生は生育の前進化で3〜4月の出回りは前年を大きく上回ったが、5月出荷は大産地で、大幅な出回り増が期待されていた佐賀産が、病害による減収予想で出回り量の下方修正が必至となりつつあり、その他の産地も前年を上回る豊作型の産地は見当たらず、昨年は在庫増に苦しんだ北海物の在庫もかなり少ない。需要は長期のコロナ禍で、業務・加工筋の減少が予想されるものの、5〜6月の需給はタイトに向かう可能性が強い。中晩生種は早生種に比べ店持ちが良く、ある程度のストックが可能であるため、市況が上昇に転ずれば、いずれの産地も出荷は先延ばし傾向になり、市場は品薄高となる。経験則から既にその兆候が感じられる。5月の主な供給産地は、佐賀・兵庫・愛知・北海道である。特に、佐賀産の作柄次第では、GW明けから市況はヂり高基調となり5月後半から続伸する可能性がある。(了)


 
Copyright © hannanseika Co.,Ltd.