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【375号】

平成31年 1月26日

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社 内 報

 12月の天候は、沖縄・奄美で気温がかなり高くなった。北日本の日本海側と東日本の太平洋側及び西日本では日照時間がかなり少なかった。月末は、北・東日本の日本海側を中心に暴風雪や大雪となった。1月に入り、天気は周期的に変わったものの、暖冬傾向で平年に比べ気温の高い日が多い。

 気象庁が発表した2〜4月の3か月予報では、この期間の平均気温は、東日本で平年並み亦は高い確率ともに40%。西日本で高い確率50%。沖縄・奄美で高い確率60%。降水量は、東・西日本と沖縄・奄美で平年並みまたは多い確率ともに

40%。降雪量は、北日本の日本海側で平年並みまたは多い確率ともに40%。

 2月、北・東日本の日本海側では、平年に比べ曇りや雪の日が多い。西日本の日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多い。北日本の太平洋側では、平年に比べ晴れの日が少ない。東・西日本の太平洋側では平年と同様に晴れの日が多い。沖縄・奄美では、平年に比べ曇りや雨の日が多い。

 3月、北日本の日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多い。北日本の太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多い。東日本の日本海側では、数日の周期で天気が変わる。東日本の太平洋側と西日本では数日の周期で天気は変わるが平年に比べ晴れの日が多い。沖縄・奄美では、平年に比べ曇りや雨の日が多い。

 4月、全国的に、数日の周期で天気は変わる。北日本の太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多い。東・西日本では、平年に比べ晴れの日が少ない。

 

主要(市場)の動き

野菜の概況

12月の建値市場の野菜の入荷は、236,647トン前年比103%で、主要品目の多くが増加し、札幌・福岡以外の入荷は前年比増となりった。平均価格はいずれの市場も前年を大きく下回った。市場別の入荷量と平均単価は、札幌市場の入荷量は前年比95%、平均単価はs¥183で前年比81%。東京市場の入荷量は前年比105%で、平均単価はKg¥230前年比73%。名古屋市場は前年比105%の入荷量で、平均単価はs¥204前年比76%。大阪本場は前年比111%の入荷量で、平均単価はkg¥222前年比73%。福岡市場は前年比93%の入荷量で、平均単価はkg¥164前年比72%となっている。

建値市場の12月の玉葱販売量は、27,755トン前年比89%で、名古屋・大阪本場以外は前年を下回った。平均単価はいずれの市場も、前年を大きく上回った。市場別の販売量と平均価格は、札幌市場の販売量は前年比99%で、平均単価はkg¥97前年比129%。東京市場の販売量は前年比90%、平均単価はkg¥121前年比130%。名古屋市場の販売量は前年比105%、平均単価はkg¥98前年比120%。大阪本場の販売量は前年比100%、平均単価はkg¥121で前年比132%。福岡市場の販売量は前年比66%、平均単価は

kg¥112前年比108%となっている。

日本農業新聞社が集計した、全国主要7地区の代表荷受7社の12月の主要野菜14品目の販売量は、101,543トンで前年比4%増、平均単価はkg¥123前年比30%安となっている。販売量が前年比増の品目は、ホウレンソウの64%増を始め、レタスが44%増、トマトが21%増など10品目。前年比減の品目は、ジャガイモの25%減を始め、キュウリ10%減、ニンジン4%減など4品目。価格が前年比高の品目は、ジャガイモkg¥93で16%高、タマネギ

kg¥91で15%高。サトイモkg¥322で11%高など4品目。前年比安の品目は、レタスがkg¥136で68%安。ダイコンkg¥44で66%安。ハクサイkg

¥39で60%安など10品目となっている。

東京都中央卸売市場では、12月の野菜の入荷は、130,891トン前年比

105%(前月比103%)。平均単価はkg¥230前年比73%(前月比103%)で、カボチャ、タマネギ、ゴボウなどは前年比大幅高となったが、主要野菜で前年比大幅安となった品目が多かった。旬別では上旬がkg¥204(前年比73%)、中旬がkg¥216(同73%)、下旬がkg¥267(同73%)で回復歩調であった。主要15品目で入荷が前年を上回った品目は、レタスが前年比163%、ホウレンソウ157%、ナス122%など10品目。前年を下回った品目は、キュウリ前年比89%、バレイショ・タマネギともに90%など5品目。販売単価が前年比高であった品目は、タマネギkg¥121前年比130%、サトイモkg¥332で

108%、キュウリkg¥556・バレイショkg¥118でともに106%など4品目。前年比安の品目は、レタスkg¥156で前年比28%、ダイコンkg¥49で33%、ハクサイkg¥38で36%など11品目となっている。

東京都中央卸売市場の12月の入荷量と単価

品  目

入荷量

(t)

前年比

(%)

前月比

(%)

単 価

(\/kg)

前年比

(%)

前月比

(%)

     

130,891

104.7

103.2

230

73.2

102.7

たまねぎ

9,737

89.5

99.2

121

129.7

113.1

はくさい

15,439

95.0

102.9

38

35.9

74.5

キャベツ

14,117

108.0

92.1

72

46.5

85.7

だいこん

11,773

108.2

91.5

49

32.6

83.1

にんじん

8,780

101.8

122.3

110

82.6

62.2

レタス

8,449

162.9

112.6

156

28.4

108.3

ばれいしょ

7,310

89.7

117.7

118

106.0

97.5

ねぎ

6,049

106.6

114.8

293

86.8

93.3

トマト

5,254

118.2

104.6

377

69.7

81.1

きゅうり

3,752

88.8

77.0

556

106.4

167.5

かぼちゃ

2,446

72.4

117.2

244

136.0

85.9

れんこん

1,240

89.7

137.2

450

86.8

118.7

ながいも

880

96.7

126.4

371

98.5

95.6

にんにく

348

104.4

127.0

913

85.6

103.9

 

玉葱の概況

東京市場

東京都中央卸売市場の12月の玉葱の入荷量は、9,737トン前年比90%(前月比99%)で引き続き減少傾向であった。主力の北海物は、ホクレンの出荷調整で、入荷量は9,101トン前年比88%、占有率94%で前年比1ポイントダウン。中国物は、483トンの入荷で前年比121%、占有率5%で前年比1ポイントアップ。佐賀物は、83トンの入荷で前年比121%、占有率1%で前年比1ポイントアップ。月平均価格はkg¥121前年比130%(前月比113%)で、引続き堅調で推移した。産地別の平均単価は北海物がkg¥121前年比131%。中国物がkg¥82前年比102%。佐賀物がkg¥289前年比96%となっている。年末の需要は、佐賀のセット栽培は、クリスマス需要が終わり動きが鈍く弱保合に、北海物は引きが強まり品薄高が続き、一部注文を断る場面も生じた。更に年始売りの数量手当が厳しさを増した。

1月に入り、北海物の越年在庫は少なく、直送品の入荷までは品薄傾向で、更に周辺市場への転送需要も加わり品不足状態での幕開けとなった。府県産の極早生の先陣をきって、初市から静岡物が入荷しているが、品質良好で評判が良い。月後半になっても、北海物の入荷は少なく品薄高市況が続いたが、高値のため荷動きは鈍化した。今週は品薄からL大¥3,000〜2,800に値上がりした。他方、静岡物の入荷は増加傾向となり、相場は弱含みに転じている。1月5日〜20日の入荷量は、4,723トン前年比80%。産地別では、北海物は

4,277トン前年比78%。静岡物は167トン前年比135%となっている。生育が順調と聞く長崎物の入荷を待望している。

名古屋市場

名古屋市中央卸売市場の12月の玉葱の販売量は、7,994トン前年比

105%(前月比132%)で、前年比、前月比ともに予想外の増加となっている。主力は北海物で販売量は、7,823トン前年比103%、占有率は98%で前年比1ポイントアップ。中国物の販売量は42トン前年比350%、占有率は0.5%。兵庫物の販売量は16トン前年比105%。平均単価はkg¥98前年比120%(前月比103%)。産地別の平均単価は、北海物がkg¥98前年比121%。中国物がkg¥73前年比86%。兵庫物はkg¥196前年比100%となっている。

1月に入り、北海物は年始用の越年在庫が少なく、品薄状態での初売りとなったが、荷動きは鈍く活気のない幕開けであった。静岡物の入荷も、少量で売り込めるロットになるまでは、相場に変化はない。月半ばになっても、北海物の入荷は減少傾向で、品薄高が続いている。此処に来て静岡物は、やや増加傾向にあるも、産地では降雨が少なく、球肥大が停滞し出荷は計画を下回っている模様。北海物は依然入荷が少なく、荷動きは回復歩調で、いずれのサイズも品不足が続いている。仲卸のなかには、高値相場と数量不足で量販店対応が厳しく、嘆き節が聞こえる。

大阪本場

大阪市中央卸売市場本場の12月の玉葱の販売量は、3,604トン前年比

100%(前月比103%)、荷受の北海物の集荷努力で、前年並みの販売量を確保した。北海物主力の販売で、北海物は3,060トンで前年比101%、占有率は85%前年比1ポイントアップ。兵庫の冷蔵物は、526トンの販売で前年比91%、占有率は15%前年比1ポイントダウン。平均単価はKg¥121前年比

132%。産地別の平均単価は、北海物がKg¥115前年比133%。兵庫物はKg¥158前年比134%となっている。

1月に入り、上旬の入荷は、北海、静岡ともに前年を上回り、相場は堅調で順調な幕開けとなった。兵庫の冷蔵物は入荷減で、品質格差が目立ち、相場は冴えなかった。中旬に入り、北海物の入荷は、減少傾向となり、相場の値上がりで荷動きは鈍化した。静岡物の入荷は概ね順調で、品質が良好で裾物が少なく、評価が良いものの高値悩みで弱含みとなった。此処に来て、北海物の入荷は不安定だが、相場は保合。2Lは学校給食向け、L大〜Mは量販店向けの動き。高値続きを反映して、安売り用にMの引き合いが強くなっている。1月5日〜20日の入荷は、1,388トン前年比94%、平均単価はkg¥147前年比131%となっている。産地別の入荷と平均単価は、北海物が1,046トン前年比95%、平均単価はkg¥134前年比138%。兵庫物の入荷は284トン前年比86%、平均単価はkg168前年比124%。静岡物の入荷は51トン前年比

126%、平均単価はkg¥313前年比97%となっている。

福岡市場 

福岡市中央卸売市場の12月の玉葱の販売量は、2,235トン前年比66%(前月比93%)で、今月も前年比、前月比ともに減となっている。主力は北海物で、販売量は1,887トン前年比63%、占有率は84%で前年比5ポイントダウン。中国物は289トンの販売で前年比143%、占有率は13%で前年比7ポイントアップ。香川物は46トンの販売で前年比75%、占有率は2%で前年比と同じ。平均単価はkg¥112前年比108%(前月比111%)で、堅調に推移した。産地別の平均単価は、北海物がkg¥116前年比109%。中国物はkg¥76前年比96%。香川物はKg¥172前年比104%となっている。

1月に入り、北海物の越年在庫が少なく、販売量の減少傾向が続き、品不足で注文に応じられない場面が発生した。月半ばになっても、北海物の入荷は減少傾向で品不足状態が続いている。買参人には数量調整をしながらの販売を続けている。現在も入荷は不安定で、引き合いが強く、いずれのサイズも品不足で相場は高値を維持している。香川の冷蔵物は週10トン未満の入荷で注文筋への販売に終始している。長崎物の早生は2月中旬からの入荷予想。1月5日〜19日までの玉葱の販売量は838トン前年比50%、平均単価はkg¥132前年比141%となっている。

 

1月26日(土)の建値市場の玉葱市況は次の通り

【札幌市場】 入荷208トン 保合 

  20kgDB2L¥2,8002,600、 L大¥2,8002,600、 L¥2,8002,600

               M1,8501,800

  20kgNT2L¥2,6502,450、 L大¥2,6002,500、 L¥2,6502,400

               M1,7001,600

【太田市場】 入荷258トン 保合 

  20kgDB2L¥2,8002,600、 L大¥3,0002,800、 L¥3,0002,800

               M2,200

 10kgDB2L¥2,6002,500、 L¥2,8002,700、 M¥2,6002,500

              B¥2,500      C¥2,2002,100

【名古屋北部】 入荷239トン 保合 

  20kgDB2L¥2,600     L大¥2,9002,800、 L¥2,8002,700

               M2,200

 10kgDB2L¥2,7002,300、 L¥2,8002,700  M¥2,5002,400

              B¥2,3002,200  C¥2,1002,000

【大阪本場】 入荷110トン 保合 

  20kgDB2L¥3,0002,800、 L大¥3,2003,000、 L¥3,0002,800

               M2,200

 10kgDB2L¥2,8002,600、 L¥3,0002,800 M 入荷無し

              B¥2,6002,500  C¥2,2002,100

 10kgDB2L¥1,4001,200、 L¥1,7001,400、 M¥1,6001,300

【福岡市場】 入荷 85トン 保合 

  20kgDB2L¥3,1003,000、 L大¥3,2003,000、 L¥3,0002,800

               M2,3002,200

 10kgDB2L¥2,0001,800、 L¥2,0001,800、 M¥1,8001,500

 

供給(産地)の動き

 主力は北海道物だが、越年在庫の多いのはオーホツク地区で、他の地域では在庫が少なく、2〜3月はオーホツク地区の独壇場となる可能性が高い。ホクレンでは、2月以降の生食向け販売量を93,000トン前年比86%と発表している。

 府県の極早生は、既に静岡物の出荷が始まっているが、冷え込みと少雨の影響で一時球肥大が停滞したが、生育は順調で前年比10%増6,400トンの出荷を計画している。続く長崎、佐賀の計画は入手していないが、圃場を見る限り生育は順調で前進化しており、例年より早く長崎は2月中旬から、佐賀は3月中旬から出荷が始まる予想である。府県の冷蔵物は、品質劣化が早く商品化率の低下で、今後の出荷は前年を10〜15%下回る予想。

 輸入は、中国物は前年を上回る入荷が今後も続くと予想されるが、アメリカは終盤に入り数量的には、前年を上回るものの少量に留まると予想される。現在、収穫期にあるニュ−ジランドは、生育は順調で、平年作以上は確保出来ると言われている。唯、オランダが不作で欧州からの注文が多く、現地価格が上昇し、日本との契約は足踏み状態である。オーストラリアは前年を上回る入荷が予想される。

 北海道産地

 出荷の主力は北見管内産地で、JA、商系ともに春高市況を期待して、在庫は前年並みか多いと見ている。その他の地区では、不作の影響で在庫は少なく、且つ品質劣化で歩止まり率は低下。亦、品質的にも圃場格差が大きい。此の先、北見管内以外の出荷量は前年比半減に近いと予想している。現在の高値市況は、既に頂点に近いと認識されているものの、2〜3月は需給タイトで一段高になると期待している向きが多い。商系筋では、市況が堅調な間にと、昨今出荷に懸命な店も多い。ホクレン傘下のJAの年内出荷の進捗率は64%、1月第2週までの販売単価はkg¥101.53(前年¥74.98)前年比135%と言われている。

 府県産地

 府県の冷蔵物は、品質劣化で出荷が前進化し、越年在庫は12,240トン前年比91%となった。今シーズンの作付についての集計値は2〜3月の発表となるが、早生の作付は増反されていると見ている。現在、出荷が始まっている静岡は、増反・増収傾向で、2月がピークで3月末には終了する。続く長崎も前年並みかやや上回る作付で、生育は順調で前進化し、平年を上回る作柄が期待されている。出荷は前年より1週間〜10日早く、2月中旬からの予想。佐賀は中晩生は減反傾向だが早生は増反傾向。生育は順調で、今月の冷え込みや少雨の影響で球肥大が一時停滞したものの、平年作以上の作柄が期待されている。出荷は生育の前進化で例年より早く、3月半ばから始まると見ている。

 輸入状況

 12月の輸入は、速報値で26,531トン前年比117%(前月比104%)と増加傾向にある。国別では中国が23,218トン前年比105%。アメリカが3,313トン前年比561%。となっている。中国は、旧正月を控え値上がりしている。現在価格は、C&F・剥き玉$8.00、皮付き$6.506.00。アメリカは、メキシコ産の生育遅れでマーケットは堅調。現在価格はC&F・Jサイズ・$12.9511.50。ニュージランドは、生育順調で平年作を上回るが、オランダが不作で、欧州からの発注が活発で産地高。現在価格はC&F¥1,9001,850。オーストラリアは、現在価格C&F¥1,800

 

 2月の市況見通し

 1月市況は堅調でヂリ高相場となった。北海物の入荷減が影響した。2月の需給は北海道産の出荷次第によるが、数量的にはホクレンの占有率が高く、市況の操作はホクレンの手中にあり、傍目からの見通しは難しい。JA北みらいが貯蔵している12,000トンが何時出荷されるか?市況の鍵を握っている。輸入はオランダ産が不作でニュージやオーストなどでは高値の成約が進み、軸足は欧州に向いており、日本向けは極端に少なくなる。通常、節分明けは相場の踊り場となり、先高、先安の分岐点になる。輸入物が廉価な時や、春高期待で無いと思った在庫が有り余る時は、ジリ貧に、逆な年はジリ高に。今年は保合亦は弱含み推移の予想。(了)


 
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