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【407号】

令和3年9月27日

image001.jpg

社 内 報

 8月の天候は、西日本では降水量は記録的に多く、日照時間はかなり少なく、気温は低くかった。東日本の太平洋側では、降水量はかなり多かった。北日本の日本海側の降水量は少なかった。沖縄・奄美の気温は低かった。9月は、20日までの気温は、平年より高い日が多く、曇りや雨の日が多かった。気象庁の10月〜12月の3か月予報によると、

 10月、北・東日本と沖縄・奄美では、天気は数日の周期で変わる。西日本では、天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多い。

 11月、北日本の日本海側では、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多い。北・東日本の太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多い。東・西日本の日本海側と沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多い。西日本の太平洋側では、天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多い。

 12月、北日本の日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多い。北・東日本の太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多い。東日本の日本海側では、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多い。西日本の日本海側では、平年に比べ曇りや雨または雪の日が多い。西日本の太平洋側では、平年に比べ晴れの日が多い。沖縄・奄美では、平年に比べ曇りや雨の日が多い。

 

野菜の概況

建値市場の8月の野菜の販売量は、219,505トン前年比98.3%(前月比97.5%)、平均単価はkg¥226前年比79%(前月比104%)。市場別には多少のバラツキがあるが、総じては入荷減の価格安であった。市場別の販売量と平均単価は、札幌市場の販売量は前年比91%、平均単価はs¥193前年比90%。東京市場の販売量前年比99%平均単価Kg¥242前年比79%。名古屋市場の販売量は前年比103%、平均単価はs¥215前年比78%。大阪本場の販売量は前年比102%、平均単価はs¥219前年比78%。福岡市場の販売量は前年比100%、平均単価はs¥187前年比77%となっている。

建値市場の8月の玉葱の販売量は25,461トンで前年比101%、(前月比108%)、平均単価はkg¥99前年比92%(前月比90%)。市場別にバラツキあるものの総じては、前年並みの入荷で単価安となっている。市場別の販売量と平均価格は、札幌市場の販売量は3,447トン前年比92%、平均単価はkg¥75前年比92%。東京市場の販売量は10,729トン前年比110%、平均単価はkg¥102前年比88%。名古屋市場の販売量は5,770トン前年比94%、平均単価はkg¥98.前年比95%。大阪本場の販売量は3,552トン前年比95%、平均単価はkg¥107前年比97%。福岡市場の販売量は1,963トン前年比111%、平均単価はkg¥112前年比92%となっている。

日本農業新聞社の調べでは、主要7地区代表卸7社の8月の主要野菜14品目の販売量と単価は、販売量が98,913トン前年比1%増、平年(過去5年平均値)比1%減。平均単価はkg¥138前年比24%安、平年比8%安となっている。月前半は低迷したが、8月盆を境に天候不順で品薄高となる品目が目立った。販売量が前年比増の品目は、ハクサイが前年比27%増、結球レタスが17%増、キャベツが11%増の3品目。販売量が前年比減の品目は、ジャガイモが前年比18%減、キュウリが11%減、トマトが9%減など11品目。価格が前年比高となった品目はなく、ホウレンソウがkg¥769で前年と同値。大幅安の品目は、キャベツがkg¥70で前年比51%安、ハクサイがkg¥27で37%安、レタスがkg¥134で33%安など13品目。タマネギは、前年比2%減、kg¥84で5%安となっている。

東京都中央卸売市場の8月の野菜の入荷量は、117,907トン前年比99%(前月比97%)。平均単価はkg¥242前年比78%(前月比105%)で前年比、同月比ともに数量減で、価格は前年比安、前月比高となっている。主要15品目で入荷が前年比増の品目は、ハクサイが前年比131%、レタスが128%、タマネギが110%、キャベツが108%など5品目。入荷が前年比減の品目は、バレイショが前年比72%、ネギが87%、ニンジン・サトイモが91%など10品目。価格は前年比高の品目は皆無で全面安。 全品目が前年安の中で大幅安の品目は、ニンジンが前年比45%、ハクサイが48%、レタスが63%、ピーマンが68%となっている。

 

 

 

 

東京都中央卸売市場の8月の入荷量と単価

品   目

入荷量

前年比

前月比

単 価

前年比

前月比

 

 

( t )

( % )

( % )

( \/kg )

( % )

( % )

 

野 菜 総 数

117,907

99.3

97.1

242

78.0

105.2

 

 

 

 

た ま ね 

10,729

110.4

110.8

102

88.0

87.2

 

 

 

 

キ ャ ベ ツ

16,714

107.8

96.5

74

44.7

104.2

 

 

 

 

レ  タ  ス

9,248

127.6

101.4

173

62.9

130.1

 

 

 

 

ば れ い し

5,052

71.5

104.6

161

97.4

115.8

 

 

 

 

ト  マ  ト

8,199

94.8

102.4

314

90.1

97.8

 

 

 

 

に ん じ 

6,330

90.6

104.5

132

84.5

125.7

 

 

 

 

は く さ 

7,258

130.6

111.0

82

62.2

139.0

 

 

 

 

だ い こ 

7,330

95.5

101.2

93

81.0

103.3

 

 

 

 

ね     

3,453

86.5

98.1

299

85.1

94.6

 

 

 

 

か ぼ ち 

2,322

101.3

104.6

155

54.1

80.7

 

 

 

 

な が い も

884

96.2

97.3

321

85.6

100.6

 

 

 

 

れ ん こ 

608

160.3

182.0

458

73.3

86.1

 

 

 

 

に ん に 

195

76.5

114.0

1,165

122.9

104.2

 

 

 

 

 

玉葱の概況 

東京市場

東京都中央卸売市場の8月の玉葱の入荷量は10,729トン前年比110%(前月比111%)。北海物が前年比大幅増。府県産の兵庫・佐賀物が大幅減で北海物主導の販売となった。北海物の入荷は7,818トン前年比121%、占有率73%で前年比6ポイントアップ。兵庫物は1,962トン前年比96%、占有率18%前年比3ポイントダウン。佐賀物は355トン前年比70%、占有率3%前年比2ポイントダウン。総平均単価はkg¥102前年比88%(前月比87%)。産地別の平均単価は、北海物はkg¥100前年比95%。兵庫物はkg¥114前年比77%。佐賀物も同値でkg¥114前年比83%となっている。

9月に入り、北海物の入荷は不作を反映して減少傾向が続いたが、コロナ禍による外食需要の低迷で、荷動きも今ひとつであったが、球流れが小粒化で2LL大が品薄高で、Lとの価格差が大きく、L中心の販売を迫られた。月後半には、北海産の不作が予想を上回るとの下方情報が相次ぎ、入荷減と先高ムードが強まり相場は一段高となった。昨今の入荷はオホーツク地区とふらの地区がメインで,球流れはえんゆうがL大中心、北みらい、ふらのがL中心の球流れとなっている。昨今の相場は堅調で、L大¥2,800〜2,500、L¥2,200〜2,000だか、高値悩みで荷動きは鈍い。

9月2日〜18日の入荷量は6,313トンで前年比97%、平均単価はkg¥108前年比127%、数量減の単価高となっている。産地別では、北海物の入荷は6,034トン前年比97%、平均単価はkg¥108前年比128%。中国物は174トン前年比136%、平均単価はkg¥96前年比119%。兵庫物は96トン前年比97%、平均単価はkg¥121前年比84%。となっている。

名古屋市場

名古屋市中央卸売市場の8月の玉葱販売量は5,770トン前年比94%(前月比98%)で前年比、前月比とも減となっている。主力は北海物で、販売量は3,460トン前年比84%、占有率60%前年比7ポイントダウン。兵庫物は1,814トン前年比117%、占有率31%前年比6ポインアップ。富山物は128トン前年比179%、占有率2%前年比1ポイントアップ。総平均単価はkg98前年比95%(前月比92%)で軟調であった。産地別の平均単価は、兵庫物はkg¥109前年比85%。北海物はkg¥95前年比99%。富山物はkg¥98前年比98%。となっている。

9月に入り、府県産の出荷は終了し、北海産オンリーの販売になっている。北海産は不作情報と出荷量の下方修正が相次ぎ、相場は品薄高傾向が続いている。前売りはL大の引き合いが一番強いが、不作による小粒化で入荷比率が少なく、需要に応じ切れず代替えにLを推奨して販売している。日を追って品不足傾向が深刻化する気配にあり、特に加工筋の原料不足が深刻化し、対応に苦しんでいる。昨今の高値相場で、荷動きは凡調である。入荷増を期待したいが、入荷増となると相場維持が厳しくなり、売れ行きが鈍る可能性がある。担当者は、会社からは拡販を要請されているものの、拡販は採算割れを招く恐れがあり、慎重に対処したいと話している。

大阪本場

大阪市中央卸売市場本場の8月の玉葱の販売量は、3,552トン前年比95%(前月比97%)で前年比、前月比とも減となった。前年比で兵庫物が増加し、北海物が減少した。需要はコロナウイルスの感染拡大で外食需要が伸びなかった。産地別の販売量は、兵庫物は1,837トン前年比111%、占有率52%前年比8ポイントアップ。北海物は1,640トン前年比82%、占有率46%前年比7ポイントダウン。和歌山物は21トン前年比375%。総平均単価はkg¥107前年比97%(前月比101%)。前月に続き数量減の単価安であったが、兵庫物は前年比安、北海物は前年比高であった。産地別の月間平均単価は、兵庫物はkg117前年比87%。北海物はkg¥97前年比107%。和歌山物はkg¥89前年比87%。となっている。

9月に入って、兵庫の即売物は順次終了し、主力は冷蔵物に切り替わったが、荷動きは鈍く、一服状態となった。北海物も荷動きは今ひとつであったが、生産量の下方修正で、希望価格の値上げと入荷の減少が予想され、引き合いが強まった。月半ばからは、北海物の入荷減で需給がタイトになり、小ロット買いの仲卸からL大¥2,800の買いが入ったが、大口は事前取引で¥2,500の販売であった。北海産の不作情報で市場には先高ムードが強まった。特に、入荷の少ない兵庫の冷蔵物は10kg・Lの高値が¥1,800に上昇した。

9月2日〜18日の入荷量は1,894ン前年比75%、平均価格はkg¥113前年比138%。前年比で入荷減の価格高となっている。産地別では、主力の北海物の入荷は1,418トン前年比67%、平均価格はkg¥106前年比145%。兵庫物は468トン前年比118%、平均価格はkg¥136前年比106%。となっている。北海物の大幅な入荷減が目立つ。

福岡市場 

福岡市中央卸売市場の8月の玉葱販売量は、1,963トン前年比111%(前月比96%)で、前年比増、前月比減となっている。北海物が主力で、販売量は1,286トン前年比152%、占有率66%で前年比18ポイントアップ。佐賀物は435トン前年比84%、占有率22%前年比7ポイントダウン。中国物は114トン前年比79%、占有率6%前年比2ポイントダウン。総平均単価はkg¥112前年比92%(前月比104%)で前年比安、前月比高となっている。産地別の平均単価は、北海物はkg¥112前年比98%。佐賀物はkg¥115前年比88%。中国物はkg¥84前年比111%。となっている。

9月に入り、佐賀産の終了で北海産のウエイトが高くなり、買手の注文が北海物に集中し、集荷に全力を傾注している。北海産の不作情報と生産・出荷量の下方修正を受けて、高値販売を続けているが、先行きの不安感は拭い切れない。上司が担当している加工筋向けの数量手当が更に大変で頭を抱えている。昨今の荷動きは落ち着いているが、L大の注文を抑制して来たことで、昨今ではL大の販売が厳しくなっている。この先も入荷の減少が予想されるので、強気の販売を続けている。長崎物も少量だが、週2〜3回入荷あり、品質は良好。兵庫物は一部こだわり筋からの注文があり、手当に苦労している。玉葱全体の荷動きは高値悩みで今一つの状態である。

9月2日〜18日の玉葱の販売量は1,709トン前年比102%、平均単価は

kg¥109前年比126%。前年に比べ数量増の単価高となっている。10月の

数量確保は、厳しくなりそうだ。

 

9月25日(土)の建値市場の玉葱市況は次の通り

【札幌市場】 入荷363トン  強い   セリ売りなし

 20kgDB2L¥なし       L大¥2,4002,300 L¥1,800    

           M¥1,300

 20kgNT2L¥なし       L大¥2,000      L¥1,600    

           M¥1,000

【太田市場】  入荷206 トン  強保合

 20kgDB2L¥3,0002,700、 L大¥2,8002,500、 L¥2,2002,000    

           M¥1,5001,400

【名古屋北部市場】 入荷140 トン  保合 

 20kgDB2L¥2,7002,500、 L大¥2,7002,500、 L¥2,2001,900    

           M¥1,5001,400

【大阪本場】 入荷157 トン  保合 

 20kgDB2L¥2,5002,300、 L大¥2,6002,500、 L¥2,2001,900    

           M¥1,5001,400

 庫10kgDB2L¥1,4001,300 L¥1,8001,500、 M¥1,6001,500

【福岡市場】 入荷115 トン  保合 

 20kgDB2L¥2,7002,500、 L大¥2,7002,500、 L¥2,2002,100    

           M¥1,6001,500

 崎10kgDB2L¥1,5001,400、 L¥1,5001,400、 M¥1,3001,200

 庫10kgDB2L¥1,7001,600、 L¥2,0001,800  M¥なし

          

供給(産地)の動き

 今年の北海産は、7月の記録的な高温・少雨・多照、の天候の影響で、生育が前進化し、収穫・出荷が1週間程度早まり、8月は前年並みか上回る出荷となったが、9月は収穫が進むにつれ予想以上の不作が確定し、産地では先高感が強まり、出荷の減少傾向が続いている。府県産は即売物の出荷が終了し、冷蔵物に移行しているが、主力産地の淡路島では、高値市況を反映して出荷は前進化している。輸入は、コロナ禍の影響で人手不足や輸送費の高騰等で、多くを望めない状況にある。当面、需給はタイトで品不足が続くと予想される。

府県産地

佐賀では、次シーズンに向けて、早生系の播種は終了し、発芽は良好である。種の配付量は総体に前年を下回っており、栽培意欲の減退が感じられる。今年も極早生の価格は予想を下回り採算低下に悩まされた。近年、気象環境が厳しく、病害防除に費用が掛かリ過ぎるうえ、生産者の高齢化で機械化が思うに進まず、軽量作物への転作が増えている。

兵庫の主力産地淡路島では、即売物の出荷が終了し、冷蔵物に移行しているが、高値市況を反映して出荷は前進化している。入庫時の産地相場は、20kg2L〜M混み¥1,500〜1,600、肥大良好で例年に比べ2Lの比率が高かったが、昨今2Lの相場も上昇し、採算が向上している。次シーズンの播種は極早生は終了したが、主力の中晩生の播種は月末以降になる。

海道産地

北海産は収穫が進むに連れて、生産・出荷予想量の下方修正が相次いでいる。今年は、中晩生系の作柄も、圃場格差が大きく、平年作から7分作まであり、正確な数量把握は10月末になる。何れにしても前年からは20%前後の減産・出回り減になりそうである。此の先の市場相場は、85%の占有率を有するホクレンの出荷姿勢に左右されるが、産地関係者は先高ムードに包まれており、一段高になる可能性がある。参考までに、当社関係の直近1週間の選果の球流れは次の通りである。

2L3.5(前年15.4)、L大17.4(〃40.3)、L58.2(〃31.2)、M14.3(〃5.1)、S1.1(〃0.3)、外5.5(〃7.7)となっている。

輸入動向

 8月の輸入は速報値17,369トン前年比104%、いずれの国もコロナウイルス禍で価格高とデリバリー支障が影響している。主力の中国は16,824トン前年比102%。ニュージランドが518トン前年比289%。オーストラリヤが25トン前年比25%となっている。 

中國、船賃が上昇し、日本向けオファー価格は値上がりしている。剝き玉20kg・C&F・$8.50〜8.20。皮付き$6.50となっている。

アメリカ、今年の貯蔵用玉葱の作柄は、北海道と同様天候不順で小粒傾向で、Jサイズが少なく、国内向け価格が$10UPとなっており、日本向けJサイズのオファーはない。SJサイズでもC&F・$21UPとなるが、コンテナー不足で直積は困難。アメリカでは、コロナ禍で港湾関係の人手不足が深刻化していることや、陸上、海上の輸送費が急騰して、玉葱に限らず農産物の日本向け輸出は、停滞している。いずれにしても、当面は異常事態で纏まった契約は難しい。出荷期を迎えた現地生産者の表情は暗い。

 

10月の市況見通し

北海物の出回り量の減少から堅調相場が続くと予想されるが、一段高になると需要は減退する。亦、需給がタイトになると割安のサイズが値上がりして、2L、L大、Lの価格差が縮小することになる。10月市況は市場間に格差が出そうだが、建値市場で北海物20kg・L大¥2,800〜2,500を予想。() 笹野敏和記


 
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