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【437号】

令和6年3月27日

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社 内 報

 2月の天候は、冬型の気圧配置が長続きせず、加えて中旬を中心に南から暖かい空気が流れ込み、気温は、東・西日本と沖縄・奄美でかなり高く、北日本で高かった。北・東・西日本の日本海側では、降雪量はかなり少なかった。一方、西日本では降水量はかなり多かった。沖縄・奄美では、降水量が少なく、日照時間が多かった。此の冬は暖冬であったが、3月になって寒の戻りで寒い日が多く、西日本では雨天曇天が多く、桜の開花も足踏み状態となったほか、早生玉葱の生育も停滞した。

 気象庁の4〜6月の3か月予報によると、この期間の平均気温は、北日本で高い確率50%、東・西日本と沖縄・奄美で高い確率60%。降水量は、西日本の太平洋側で平年並みまたは多い確率ともに40%。沖縄・奄美で多い確率50%。月別予報は次の通り。

 4月、北・東日本の日本海側と沖縄・奄美では、天気は数日の周期で変わる。北・東日本の太平洋側と西日本では、天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多い。

 5月、北日本では、天気は数日の周期で変わる。東・西日本では、天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多い。沖縄・奄美では、平年に比べ曇りや雨の日が多い。

 6月、北日本と東日本の日本海側では、期間の前半は、天気は数日の周期で変わる。期間の後半は、平年と同様に曇りや雨の日が多い。東日本の太平洋側と西日本の日本海側では、平年と同様に曇りや雨の日が多い。東日本の太平洋側と西日本の日本海側では、平年と同様に曇りや雨の日が多い。西日本の太平洋側と沖縄・奄美では、平年に比べ曇りや雨の日が多い。

 

野菜の市場概況

建値市場の2月の野菜の販売量は、197,352トン前年比、前月比ともに102%。福岡市場だけは前年比112%と増加した。平均単価はkg¥245前年比100%(前月比104%)。市場別には大差なく、総じては概ね前年並みであった。市場別の販売量と平均単価及び前年比は、札幌市場の販売量は前年比95%、平均単価はs¥220前年比104%。東京市場の販売量は前年比103.%、平均単価はKg¥265前年比100%。名古屋市場の販売量は前年比97%、平均単価はs239前年比103%。大阪本場の販売量は前年比98%、平均単価はs¥238前年比100%。福岡市場の販売量は前年比112%、平均単価はs¥173前年比97%となっている。

建値市場(拠点市場)の2月の玉葱の販売量は21,952トンで前年比89%(前月比106%)、平均単価はkg¥169前年比136%(前月比93%)となっている。特に、北海物は年内の高値悩みが回復せず、年明けから相場は軟化傾向が続き、販売環境は厳しさを増した一方、府県の早生は豊作で入荷量は前年比大幅増となったものの、堅調な販売が続いている。市場別の販売量と単価は、札幌市場の販売量は2,638トン前年比75%、平均単価はkg¥140前年比146%。東京市場の販売量は8,695トン前年比93%、平均単価はkg¥186前年比136%。名古屋市場の販売量は4,814トン前年比86%、平均単価はkg¥158前年比134%。大阪本場の販売量は3,930トン前年比89%、平均単価はkg¥162前年比132%。福岡市場の販売量は1,875トン前年比99%、平均単価はkg¥179前年比140%となっている。

東京都中央卸売市場の2月の野菜の入荷量は、107,559トン前年比103%、前月比(100%)。旬別の前年比は、上旬6%増、中旬5%増、下旬2%減、となっている。平均価格はkg¥265前年比100%(前月比106%)。旬別では、上旬¥260(前年比99%)、中旬¥267(同100%)、下旬¥270(同102%)となっている。

主要15品目で入荷量が前年比増の品目は、生シイタケが前年比114%、レタスが113%、ピーマン・ホウレンソウが112%、など7品目。前年比減の品目は、サトイモが前年比86%、ネギ・ニンジンが92%、タマネギが93%、ハクサイが95%、など8品目。価格が前年比高の品目は、タマネギがkg\186で前年比136%、ネギがkg340で134%、サトイモがkg¥396で123%、キュウリがkg¥497で111%、ニンジンがkg¥136で108%、など7品目。前年比安の品目は、レタスがkg201で前年比77%、ホウレンソウがkg¥427で85%、キャベツがkg¥82で86%、ダイコンがkg¥90で90%、バレイショがkg¥138で91%。など8品目となっている。

東京都中央卸売市場の2月の入荷量と単価

品   目

入荷量

前年比

前月比

単 価

前年比

前月比

 

 

( t )

( % )

( % )

( \/kg )

( % )

( % )

 

野 菜 総 数

107,559

103.2

100.3

265

100.1

160.0

 

た ま ね 

8,695

93.2

110.5

186

135.9

92.5

 

 

 

 

 

キ ャ ベ ツ

14,186

98.4

103.3

82

86.1

107.9

 

は く さ 

10,668

95.3

87.7

67

106.6

119.6

 

だ い こ 

8,462

97.5

88.5

91

90.2

119.7

 

に ん じ 

5,499

92.4

91.8

136

108.3

115.3

 

ば れ い し

7,560

90.5

106.6

138

90.5

104.6

 

レ  タ  ス

6,723

112.8

107.9

201

77.2

85.2

 

ね     

4,087

92.1

88.3

340

134.4

105.9

 

ト  マ  ト

4,897

109.1

100.1

377

94.1

122.4

 

き ゅ う 

4,045

98.8

97.3

497

110.8

104.4

 

か ぼ ちゃ

1,584

173.9

111.2

236

48.6

115.1

 

な が い も

672

108.7

128.7

336

91.2

91.6

 

れ ん こ 

944

100.8

110.2

367

105.1

117.3

 

に ん に 

192

80.4

123.9

1,061

127.3

101.8

 

 

玉葱の概況 

需要(市場)の動き

東京市場

東京都中央卸売市場の2月の玉葱の入荷販売量は8,695トン、前年比93%(前月比111%)、主力は北海物で、北海物の販売量は6,050トン前年比79%、占有率は70%で前年比12ポイントダウン。静岡物は2,041トン前年比149%、占有率24%前年比9ポイントアップ。中國物は334トン前年比270%、占有率は4%で前年比2ポイントアップ。長崎物は128トン前年比141%。総平均単価はkg¥186前年比136%(前月比93%)。産地別では、北海物はkg¥174前年比150%(前月比91%)。静岡物はkg¥226前年比94%(前月比91%)。中國物はkg¥131前年比89%。長崎物はkg¥231前年比95%。前年比では、数量的には、北海物が大幅減、静岡・中國、長崎が大幅増。価格的には北海物が50%高で、静岡、長崎は5%安、中國物は10%安となっている。

3月に入ってからも、北海物の入荷は予想外に多く、荷動きは今ひとつで、卸の間では、完売が出来ずにストック止む無しの状態となり、在庫が増加した。府県の新物は、前進出荷の静岡の出荷進捗率は既に90%に達し、計画通りの態勢となった。続く長崎・佐賀は天候不順で出荷は後ズレ傾向だが、JA唐津の入荷が始まり週3回の入荷、長崎・佐賀は日毎に増加し、上旬の入荷は長崎(前年比300%)、佐賀(前年比173%)と増加した。昨今も北海物の入荷は予想より多く荷動きは鈍い。長崎・佐賀の早生物は雨天曇天続きで入荷が少なく品薄で堅調相場が続いている。

3月1日から20日までの玉葱販売量は、6,753トン前年比104%(前月比103%)、平均単価はkg¥156前年比115%(前月比82%)。産地別の販売量と平均価格は、北海物は数量4,613トン前年比97%、平均単価はkg¥133前年比117%。静岡物は数量1,183トン前年比97%、平均単価はkg¥218前年比108%。長崎物は数量430トン前年比221%。平均単価はkg¥212前年比117%。佐賀物は数量201トン前年比116%、平均単価はkg¥224前年比116%。中國物は数量185トン前年比183%、平均単価はkg¥124前年比88%となっている。北海物の販売は予想を20%程度上回りヂリ貧相場となった。

名古屋市場

名古屋市中央卸売市場の2月の玉葱販売量は4,814トン前年比86%(前月比103%)で前年比大幅減、前月比増となっている。主力は北海物で数量は3,883トン前年比78%、占有率は81%で前年比8ポイントダウン。静岡物は716トン前年比140%、占有率15%で前年比6ポイントアップ。愛知物は67トン前年比114%。総平均単価はkg¥158前年比134%(前月比92%)。産地別の平均単価は、北海物はkg¥145前年比141%。静岡物はkg¥225前年比93%。愛知物はkg¥229前年比98%。となっている。

3月に入り、地場産地の愛知物の早生は、知多地区に続き碧南地区も出荷が始まり増加傾向となったが、未だ売り込みを仕掛けられる程の量でなく、静岡も減少傾向となる一方、新物の注文が増加傾向で品薄高の傾向にある。北海物は、仕切値が多少値下りし、売り易くなったものの、荷動き鈍く高値時の多量の在庫を抱え苦しんでいる。

 

大阪本場

大阪市中央卸売市場本場2月の玉葱の販売量は3,930トン前年比89%(前月比104%)、前年比減、前月比増となっている。産地別の販売量は、北海物が3,057トン前年比84%(前月比101%)、占有率78%、前年比2ポイントダウン。静岡物が401トン前年比128%(前月比146%)、兵庫物が332トン前年比94%(前月比79%)、占有率8%で前年と同じ。長崎物が107トン前年比140%。総平均単価はkg¥162前年比131%(前月比91%)で、前年比大幅高、前月比9%安となっている。産地別の平均単価は、北海物はkg¥146前年比138%。静岡物はkg¥235前年比93%。兵庫物はkg¥195前年比121%。長崎物はkg¥231前年比117%となっている。北海物は前年比38%高、静岡物は7%安、兵庫物は21%高、長崎物は17%高となっている。

 3月に入ってからも、北海物は商系の入荷が多く、前年同期を10%程度上回り、下値中心の軟調相場が続いた。府県の新玉は静岡・長崎に続き兵庫の走り物の入荷が始まった。兵庫物は冷蔵物に続きこだわり筋の引き合いで保合い相場が続いた。静岡物は終盤を迎え日々減少傾向となったものの、産地の指値が下がらず荷動きは今ひとつとなった。長崎物は静岡・兵庫物に比べ天候不良で見劣りするが、新物志向でそれなりの動き。北海物は入荷多く完売出来ず苦しい販売が続いた。昨今では新物は長崎主力となり、荷動き良く市況は保合。北海物は引き合い鈍く下値主力の動きである。

 3月1日〜20日までの玉葱の販売量は3,085トン前年比111%(前月比105%)。平均単価はkg¥135前年比110%(前月比81%)。産地別の販売量と平均単価は,北海物は2,315トン前年比110%、平均単価はkg¥113前年比107%。長崎物は399トン前年比155%、平均単価はkg¥193前年比118%。静岡物は159トン前年比90%、平均単価はKg

¥217前年比107%、兵庫物は158トン前年比92%、平均単価はkg

¥222前年比125%となっている。北海物は商系の春高期待の在庫増を反映して入荷が多く、静岡物は前進化終盤期入荷少なく、長崎物は生育前進化で入荷増となっている。

福岡市場 

福岡市中央卸売市場の2月の玉葱販売量は、1,875トン前年比99%(前月比104%)で、前年比微減、前月比増となっている。主力は北海物で、販売量は1,342トン前年比85%、占有率72%前年比12ポイントダウン。長崎物が223トン前年比159%、占有率12%前年比5ポイントアップ。中國物が238トン前年比242%、占有率13%前年比7ポイントアップ。総平均単価はkg¥179前年比140%、前月比100%となっている。産地別の平均単価は北海物がkg¥180前年比155%、長崎物がkg¥229前年比101%。中國物がkg¥112前年比88%。となっている。

3月に入り、長崎物の入荷が本格化したが、天候不順で荷口により品質格差が大きく相応の価格差が生じた。春を迎え需要は順次新物主導に移行したが、天候の影響で長崎・佐賀の入荷が安定せず、量販店の産地表示の対応に苦労した。北海物は、在庫過多に加え入荷は予想より多く販促に苦労が続いた。昨今では、新物の入荷は増加したものの、雨天曇天続きで、数量的に安定せず、欠品が発生して対応に苦しんでいる。北海物は需要の限界で投げ売りの場面が増えている。

3月1日〜19日の玉葱の販売量は1,632トン前年比112%(前月比116%)で前年比、前月比とも増加している。平均単価はkg¥143前年比113%(前月比80%)で前年比大幅高、前月比大幅安となっている。

 

3月25日(月)建値市場の玉葱市況は次の通り

【札幌市場】  販売量 94 トン  強い

 20kgDB2L¥2,8002,200、 L大¥2,5002,200、 L¥2,2001,700               

                     M¥1,500800

 崎10kgDB2L¥1,8001,500  L¥2,0001,800、 M¥1,8001,700

【太田市場】】    販売量 350 トン  保合

 20kgDB2L¥3,2002,800  L大¥2,5002,200、 L¥2,2002,000              

                     M¥2,0001,800

 岡10kgDB2L¥1,8001,700、 L¥2,3002,200、 M¥2,0001,900

 賀10kgDB2L¥1,8001,600、 L¥2,2002,000、 M¥2,0001,900

 崎10kgDB2L¥1,8001,600、 L¥2,2002,000、 M¥2,0001,900

 知10kgDB2L¥1,8001,600、 L¥2,1002,000、 M¥1,9001,800

【名古屋北部市場】  販売量103 トン  保合

 20kgDB2L¥3,0002,800、L大¥3,0002,500、 L¥2,500 2,000              

                     M¥2,000 1,800

 岡10kgDB2L¥1,800 1,600、 L¥2,3002,200、 M¥1,9001,800

 知10kgDB2L¥1,8001,600、 L¥2,3002,000  M¥1,8001,600

【大阪本場】   販売量238 トン  保合

 20kgDB2L¥3,0002,800、 L大¥2,6002,300 、 L¥2,2002,000              

                     M¥1,8001,600

 岡10kgDB2L¥2,0001,800  L¥2,3002,200  M¥2,0001,800

 庫10kgDB2L¥2,0001,800、 L¥2,3002,100  M¥2,0001,800

 崎10kgDB2L¥1,8001,700、 L¥2,2001,900  M¥1,8001,700

 阪10kgDB2L¥1,8001,700  L¥2,2002,100

【福岡市場】   販売量 251 トン  保合

 20kgDB2L¥3,2003,000、 L大¥2,8002,200  L¥2,5001,800              

                     M¥2,2001,600

 崎10kgDB2L¥2,0001,800、 L¥2,3001,800  M¥2,1001,800

 賀10kgDB2L¥2,0001,800   L¥2,3002,000、 M¥2,100 1,900

 

供給(産地)の動き

北海道の産地情報では、年内の出荷進捗率は67%に達し、年明けは品薄高になると報じられていたが、3月は予想外の出回りで市場では品余り現象が発生した。通常、3月後半の産地からは荷主の『出荷終了』の声が聞こえるが、今年は殆ど聞こえて来なかった。年明けの品不足情報で、荷主の多くが春高市況を期待し、出荷を先送りしたことで、春の需給は品余り現象を招いたが、産地の指値が高止まりしていて、市場業者は苦杯を呑まされた。一方、府県の新物の生育は暖冬で前進化し、出荷は3月の悪天候に阻まれたものの、出回り量は前年を上回った。4月の出回り量は、府県産地の新物主導となるが、極早生に続く普通早生の生育は、3月の寒の戻りと曇雨天が続き日照不足で停滞気味で、出荷やや後ズレする。病害の発生も散見され、作柄は極早生に及ばないものの平年作を上回ると見ている。

北海道産地

不作と言われた令和5年産の年明けは、予期されなかった荷主からの出荷があり、現在も出荷終了の荷主が少ない。4月の出回り量は前年を上回る可能性が強いが、北海物の多寡に拘わらず生食需要は府県産の新物主導に移行し北海物の客離れが表面化する。産地では全道的に、播種・育苗作業は順調に推移したが、定植は4月の天候に左右され易く、現在の積雪が意外に多く、圃場の乾きが遅れると、定植の遅れに繋がる。不評のSN系の作付が減少し、その他の早生種が増加しそうである。

府県産地

静岡物の出荷は今月中に終了し、後続産地の長崎も南高地区が終盤となり、県央の諫早地区に移行する。生育は順調だが、規格外の発生率が高く、市場出荷は前年を下回りそうだ。

 佐賀では早生系の出荷が最盛期を迎えている。生産者の高齢化と生産資材の高騰で生産性の低下と、収穫時の人手不足で減反傾向が続いている。全県の作付は1,332haで前年比7%減と報告されている。中心産地の白石地区の作付けは939haで前年比96%、平均反収4トンを予想しているが、現在出荷のマルチ早生は肥大良好で反収は6トン前後に達している。続く中晩生も前年を上回る作柄が期待されているが、ベト病の発生が散見されるのが気に掛かると話している。出荷のピークは4月後半から5月前半になる。

兵庫の淡路島では、年明けも冷蔵物の市況は堅調で、冷蔵物の収益は予想以上に向上した。今年度の作付面積は1,239ha前年比96%、反収6トン前年比78%と報告されている。品種別では、早生種が24%、中生種が62%、晩生種が13%、赤玉1%となっている。淡路島の過去5年の平均反収は7,220kgで、昨年の大豊作には及ばないものの、今年も7トン前後が妥当でないかとの見方が多い。

輸入の動き

2月の輸入は速報値で、21,409トン前年比126%。北海物の越年在庫減の予想を反映して、需要家は輸入物に関心が深まったものの、産地関係者の春高期待による隠れた在庫増や、流通段階での滞留増などに加え高値悩みで需要が伸び悩んだ。市況の軟化傾向を反映し、輸入量は予想をやや下回った。国別では、中國が20,325トン前年比122%、オランダが469トン前年はなし、タイが338トン前年比180%、ニュージランドが104トン、オーストラリアが79トンとなっている。

昨今の日本向け価格は、20kg.C&F、中國(剥き玉)、$11.60、でやや値上がり傾向。ニュウジランドは¥2,100〜2,050で変わりなし。

 

4月の市況見通し

4月の北海物は、在庫の多寡に拘わらず4月は手仕舞いの月となる。傍目からは4月の販売は価格先行型(指値重視)でなく、実勢に応じた販売でないと、傷口が大きくなる。天候の影響で府県産の極早生の後続産地の出回りはやや遅れそうだが、北海物の相場回復の望みは薄い。府県の新物の出回りは日々増加傾向となり、市況は徐々に軟化傾向となるのは、避けられないものの、当面は平年に比べると高値相場が続くと見ている。府県産は全国的に減反傾向が続いており、4月後半には波乱含みの展開になる可能性も否定できない。 笹野敏和記)


 
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