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【409号】

令和3年12月1日

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社 内 報

 10月の天候は、月前半は全国的に高温、後半は低温となり、気温の変化が大きかった。北日本の日本海側では降水量がかなり多かった。西日本の日本海側の降水量はかなり少なく、西日本の太平洋では日照時間がかなり多かった。11月は北国の初雪が例年より遅く、寒暖の差の大きい晩秋となった。

気象庁の12月〜2月の3か月予報では、平均気温は、北日本で平年並み亦は高い確率ともに40%。東日本では平年並み亦は低い確率ともに40%。西日本と沖縄・奄美で低い確率50%。降水量は、北日本の太平洋側と東・西日本の日本海側で平年並み亦は多い確率ともに40%。東日本の太平洋側で平年並み亦は少ない確率ともに40%。西日本の太平洋側と沖縄・奄美で少ない確率50%。降雪量は、東日本の日本海側で平年並み亦は多い確率ともに40%、西日本の日本海側で多い確率50%。

12月、北日本の日本海側では、平年に比べ曇りや雪亦は雨の日が多く、太平洋側では、平年に比べ晴れの日が少ない。東・西日本の日本海では平年に比べ曇りや雨亦は雪の日が多い。東・西日本の太平洋側では、平年に比べ晴れの日が多い。沖縄・奄美では、平年に比べ曇りや雨の日が多い。

1月、北日本の日本海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多い。東日本の日本海側では、平年と同様に曇りや雪亦は雨の日が多い。北・東日本の太平洋では、平年と同様に晴れの日が多い。西日本の日本海側では、平年に比べ曇りや雪亦は雨の日が多く、太平洋側では平年に比べ晴れの日が多い。沖縄・奄美では、平年に比べ曇りや雨の日が多い。

2月、北日本の日本海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多い。東・西日本の日本海側では、平年と同様に曇りや雪亦は雨の日が多い。北・東・西日本の太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多い。沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多い。

 

野菜の概況

建値市場10月の野菜の販売量は、247,212トン前年比95%(前月比113%)、平均単価はkg¥197前年比88%(前月比75%)。市場別には多少のバラツキがあるものの、総じては入荷減の価格安となっている。前年比高はタマネギ、バレイショだけで。他の品目総て前年比安となっている。

市場別の販売量と平均単価は、札幌市場の販売量は前年比100%、平均単価はs¥154前年比89%。東京市場の販売量は前年比94%、平均単価はKg¥211前年比86%。名古屋市場の販売量は前年比98%、平均単価はs¥189前年比91%。大阪本場の販売量は前年比93%、平均単価はs¥200前年比90%。福岡市場の販売量は前年比96%、平均単価はs¥166前年比89%となっている。

建値市場の10月の玉葱の販売量は26,732トンで前年比92%、(前月比104%)、平均単価はkg¥111前年比150%(前月比107%)。市場別にはバラツキはあるものの総じては、前年比減の入荷で単価高となっている。市場別の販売量と平均価格は、札幌市場の販売量は5,384トン前年比131%、平均単価はkg¥93前年比148%。東京市場の販売量は8,844トン前年比84%、平均単価はkg¥119前年比155%。名古屋市場の販売量は6,809トン前年比95%、平均単価はkg¥109年比152%。大阪本場の販売量は3,252トン前年比70%、平均単価はkg¥121前年比159%。福岡市場の販売量は2,443トン前年比91%、平均単価はkg¥115前年比152%となっている。札幌市場の入荷増(販売増)。大阪本場の入荷減(販売減)が目立つ。

日本農業新聞社の調べでは、主要7地区代表卸7社の10月の主要野菜14品目の販売量と単価は、販売量が119,818トン前年比4%減、平年(過去5年平均値)比2%減。平均単価はkg¥116前年比13%安、平年比16%安で、月別では今年の最安値となった。月前半の好天と気温高で生育が進み入荷が潤沢であったことと、前月からの反動安が加速。土物類を除き全面安となった。と伝えている。販売量が前年比増の品目は、ピーマンが前年比24%増、ナスが16%増、ホウレンソウが11%増の8品目。販売量が前年比減の品目は、ジャガイモが前年比27%減、ハクサイ・サトイモが13%減など6品目。価格が前年比高となった品目はタマネギがkg¥89で前年比44%高、ジャガイモがkg¥145で38%高の2品目。前年比安の品目は、ピーマンがkg¥236で前年比52%安、ニンジンがkg¥66で37%安、キュウリがkg¥235・ナスがkg¥248でともに36%安など12品目となっている。

東京都中央卸売市場の10月の野菜の入荷量は、129,026トン前年比94%(前月比112%)。平均単価はkg¥211前年比86%(前月比74%)で入荷は前年比減、前月比増で、価格は前年比、前月比ともに安くなっている。主要15品目で入荷が前年比増の品目は、ピーマンが前年比126%、トマトが118%、ナスが112%、ホウレンソウが110%など6品目。入荷が前年比減の品目は、バレイショが前年比71%、ハクサイが82%、タマネギが84%など8品目。価格は前年比高の品目は、タマネギがkg¥119前年比155%、バレイショがkg¥181で144%の2品目だけ。その他は総て前年比安で、特にピーマンはkg¥279前年比50%、ニンジンはkg¥76で61%、キュウリはkg¥268で63%となっている。

 

東京都中央卸売市場の10月の入荷量と単価

品   目

入荷量

前年比

前月比

単 価

前年比

前月比

 

 

( t )

( % )

( % )

( \/kg )

( % )

( % )

 

野 菜 総 数

129,026

94.2

111.6

211

86.0

74.0

 

 

 

 

た ま ね ぎ

8,844

84.3

90.6

119

154.7

109.2

 

 

 

 

キ ャ ベ ツ

17,069

96.2

102.7

77

85.5

72.0

 

 

 

 

レ  タ  ス

8,792

104.1

123.5

132

90.7

43.6

 

 

 

 

ば れ い し ょ

6,047

71.1

97.3

181

144.4

93.8

 

 

 

 

ト  マ  ト

5,825

118.1

98.7

398

71.4

81.4

 

 

 

 

に ん じ ん

9,010

98.2

115.7

76

60.8

68.5

 

 

 

 

は く さ い

15,288

81.8

183.1

63

92.6

42.0

 

 

 

 

だ い こ ん

10,629

92.0

118.4

91

92.9

83.5

 

 

 

 

ね     ぎ

4,934

89.5

117.6

260

65.7

81.3

 

 

 

 

か ぼ ち ゃ

2,995

88.4

103.9

129

84.1

81.1

 

 

 

 

な が い も

758

78.1

91.7

309

96.9

97.2

 

 

 

 

れ ん こ ん

949

84.8

105.6

369

96.7

75.0

 

 

 

 

に ん に く

186

92.9

107.5

1,132

96.8

100.2

 

 

 

 

 

玉葱の概況 

市場の動き

東京市場

東京都中央卸売市場の10月の玉葱の入荷量は8,844トン前年比84%(前月比91%)。北海産の収穫が進むに連れて予想以上の不作が確定し、北海物の入荷が前年比大幅減となった。他方、中国・兵庫物は前年比増となった。主力の北海物の入荷は8,453トン前年比83%、占有率96%で前年比2ポイントダウン。中国物は342トン前年比196%、占有率4%で前年比1ポイントアップ。兵庫物は45トン前年比102%、占有率1%で前年と大差なし。産地別の平均単価は、北海物はkg¥119前年比157%。中国物はkg¥98前年比110%。兵庫物はkg¥164前年比102%。となっている。

11月に入り、北海物の入荷減で需給は10月以上にタイトで品不足傾向が続いている。仲卸や小売り店の間では、不作を衆知し落ち着いてるが、品不足は深刻化している。北海物は早生系でJA別に品質や選果にかなりの差が見られる。月半ばには、2L、L大が¥4,000台の高値になったことで、割安のL・Mの引き合いが強まっている。月末になり、相変わらず入荷は少ないものの、末端需要は高値悩みで、減少傾向となり、買参人は落ち着いている。

11月1日〜20日の入荷量は5,475トンで前年比86%、平均単価はkg¥164前年比222%、需給バランスが崩れ数量減の大幅高となっている。産地別では、北海物の入荷は5、053トン前年比81%、平均単価はkg¥167前年比226%。中国物は346トン前年比315%、平均単価はkg¥115前年比126%。兵庫物は37トン前年比218%、平均単価はkg¥190前年比107%。となっている。

名古屋市場

名古屋市中央卸売市場の10月の玉葱販売量は6,809トン前年比95%(前月比115%)で前年比減、前月比増となっている。主力は北海物で、販売量は6,727トン前年比94%、占有率99%前年比と同じ。中国物は58トン前年比219%、占有率1%前年比1ポイントアップ。総平均単価はkg¥109前年比151%(前月比108%)で堅調な推移であった。産地別の平均単価は、北海物はkg¥108前年比152%。中国物はkg¥94前年比109%となっている。

11月に入り、品薄高傾向が続いているが、末端の荷動きは今ひとつで、仲卸段階では、ストック買いを控えて様子見の状態が続いている。月半ばの入荷は若干増加するとの情報があったが、卸には在庫を抱える余裕はない。アメリカ物の打診があるが、品物を確認して仲卸に売り込みたいと思っている。月末を控え、産地から全国的に一番安い市場と指摘され、意図的に値上げ販売をしているが、買参人は静観状態で前捌きは今ひとつである。

大阪本場

大阪市中央卸売市場本場の10月の玉葱の販売量は、3,252トン前年比70%(前月比108%)で前年比減、前月比増となり、北海物の品薄が深刻化した。産地別の販売量は、北海物が2,630トン前年比64%、占有率81%で

前年比7ポイントダウン。兵庫物は6 13トン前年比116%、占有率19%前年比8ポイントアップ。北海物の入荷減が目立った。総平均単価はkg¥121前年比159%(前月比104%)。数量減の単価高であった。産地別の月間平均単価は、北海物はkg110で前年比165%。兵庫物はkg¥168で前年比111%。となっている。

11月に入ってからも、北海物入荷は前年比70%を割り込んでいるが、兵庫物の入荷は順調で、助けられている。北海物の入荷は少なく、仲卸に割り当て販売となる日が多い。兵庫物は、高値ながらそれなりの引き合いがあり、品不足をカバーしている。北海物は入荷が少なく、2L、L大の高値が¥4,000になったことで、高値悩みで引き合いが弱まり、L、Mの引き合いが強まっている。月末を控え、兵庫物はLの引き合いが強いが、2L、Mの引き合いが弱まっている。

11月1日〜20日の入荷量は2,269トン前年比79%、平均価格はkg¥151前年比210%。前月に続き前年比で入荷減の価格高となっている。産地別では、主力の北海物の入荷は1,764トンで前年比68%、平均価格はkg¥140前年比222%。兵庫物は491トン前年比167%、平均価格はkg¥187前年比129%。北海物の入荷は大幅減、兵庫物は大幅増であった。

福岡市場 

福岡市中央卸売市場の10月の玉葱販売量は、2,443トン前年比91%(前月比90%)で、前年比、前月比とも大幅減となっている。北海物が主力で、販売量は2,157トン前年比86%、占有率88%で前年比5%ダウン。中国物は230トン前年比199%、占有率9%前年比5ポイントアップ。佐賀物は23トン前年比384%、占有率1%前年比1ポインアップ。総平均単価はkg¥115前年比151%(前月比106%)で前年比、前月比高となっている。産地別の平均単価は、北海物はkg¥117前年比158%。中国物はkg¥79前年比95%。佐賀物はkg¥156前年比188%。となっている。

11月に入り、北海物の入荷は連日100トン前後で、引き合いが強く品不足状態が続いている。需給を勘案しながら売価を上げているが、注文が多い。仲卸の間では、高くても物が欲しいと言う店が多い。月末を控えた昨今、荷動きは今ひとつだが、先行きを眺め高めの販売を続けている。現状の球流れは、そこそこL大はあるものの、月末からは品種が変わりL中心の球流れになる予想で、学校給食以外にL大の販売を控えている。香川の冷蔵物も週5トン入荷しているが、希望店に販売しているが、品質は良好である。

11月1日〜20日の玉葱の販売量は1,363トン前年比89%、平均単価は

kg¥158前年比212%。前年に比べ数量減の大幅高となっている。

11月25日(木)の建値市場の玉葱市況は次の通り

【札幌市場】 入荷158トン   弱い

 20kgDB2L¥4,0003,700、 L大¥4,0003,700、 L¥3,8003,600    

          M¥2,6002,400

【太田市場】 入荷161トン   保合

 20kgDB2L¥4,2004,000、 L大¥4,2003,900、 L¥3,8003,700    

          M¥3,0002,900

【名古屋北部市場】 入荷124トン  強保合

 20kgDB2L¥4,3004,000、 L大¥4,5003,800  L¥4,3003,500    

          M¥3,1002,800

【大阪本場】 入荷138トン   弱い

 20kgDB2L¥3,9003,800 L大¥4,0003.800、 L¥3,8003,700    

          M¥2,8002,700

  10kgDB2L¥1,9001,800、  L¥2,0001,900、 M¥1,8001,600  

【福岡市場】入荷104トン   保合

 20kgDB2L¥4,3004,000 L大¥4,3004,000、 L¥4,0003,800    

          M¥3,2002,800

  10kgDB2L¥2,3002,200、  L¥2,5002,300 M¥2,3002,200

 

供給(産地)の動き

11月に入り、北海道産の不作による出荷減で、市場では品不足が深刻化し、卸からの出荷要請が強まっているが、在庫減から応じられてはいない。産地では、平年より早く倉入れ作業が終わり、今後は中晩生の出荷に切り替わる。ホクレンでは、年内出荷の進捗率を65.8%を計画しているが、計画通り進めば、越年販売量は前年比70%を割り込むことになり、品不足は年内よりも厳しくなる。此の先、12月は年末の需要期を迎えるが、産地の供給量に余裕は見られず、11月より厳しく、需給はタイトになる。

兵庫を始め、府県の冷蔵物は、主力の淡路島では、高値市況を反映して、出荷は前進化しているが、その他の産地は後ズレ傾向である。

輸入は、9月から前年を上回っているが、いずれの国もコロナ禍でコスト高に阻まれているほか、輸出余力に乏しく、2月までは多くを望めない。 

北海道産地

北海産地では、各地区とも倉入れ作業が終了し、12月から出荷は順次中晩生に切り替わる。11月末在庫は、JA・商系とも個別には、かなりのバラツキが見受けられるものの、総じては近年にない少量である。此の先、出荷は従来商品化されなかった裾物(S)も商品化されるので、その点歩留り率は多少向上するものの、絶対量の品不足は続くと見ている。産地関係者の思いは様々で、市況は既に異常高値にあり、更なる高値を期待する向きと、需要の減退と輸入物などで、値下がりを危惧する向きもある。いずれにしても、大量を握るホクレン主導の展開になると見ている。

府県産地

兵庫の冷蔵物の出荷は、高値市況を反映して順調である。北海物の入荷減から卸からの出荷要請が強く、出荷は前進化している。当初、2Lサイズの安値を懸念したが、Lと大差のない市況に上昇し満足している。正品歩留りも昨年に比べ良好で、総じて納得行く高価格となり、関係者の懐は温かくなっている。次シーズンに向けた定植作業は、極早生系に多少の遅れが見受けられたものの、概ね順調に進んでいる。作付面積の増減については、定植終了に間があるが、若干の減反が予想される。

佐賀では、次シーズンに向けて、極早生系の定植は終了したが、早植えは天候不順で、初期生育が懸念されていたが、普通早生、中生系は、定植に多少の遅れはあるものの、初期生育は順調である。近年、玉葱栽培は、生産性の低下と高齢化に依る労力不足で減反傾向にある。

静岡では、極早生の先陣を切って、年明けから出荷が始まるが、現在の生育は順調で、前進化の傾向にあり、22年明けは前年を上回る出荷が期待されている。

輸入動向

 10月の輸入は速報値で,23,315トン前年比117%。いずれの国もコロナウイルス禍で輸送に支障が生じ大幅なコスト高に見舞われている。特に、海上運賃の値上がりとコンテナ不足が深刻である。主力の中国は22,445トン前年比115%。アメリカが792トン前年比225%。となっている。 

中國、コロナ禍の影響で産地との往来が制限されたり、港湾荷役やコンテナ確保等に、問題はあるものの、国内市場では野菜全般に高値が続いていが、玉葱は弱含みの動きにある。現在、日本向けオファ価格は横這いからやや値下がり傾向にある。剝き玉20kg・C&F・$11.20〜11.00。皮付き$10.00になっている。

アメリカ、今年の貯蔵用玉葱の作柄は不作で、国内マーケットの堅調に加え、船腹の確保やコンテナ―の手当てなど物理的な厳しさが続いている。契約が出来ても、輸送上の問題でキャンセルが出ている。現在の価格は50£・C&F・SJサイズ$17.50〜18.00。の水準だが直積は困難の状態である。

ニュージランド、今シーズンの播種は終了し、初期生育は順調。最近の気温の上昇で、生育は前進化している模様。

 

12月の市況見通し

現在の玉葱の市場相場は、予想を上回る高値となっているが、末端需要はやや低迷傾向にある。大型小売店では、メインを高値のL大からLに切り替えたり、高値のL大を避け、M・Sを販売している店もある。輸入物に興味を示しているスーパーも多い。既に、末端需要は軟化傾向にある。例年、12月は年末需要期となり、玉葱の動きも活発化するが、今年は異常高値で、消費者は玉葱の購入を控え気味で、12月市況は例年と異なり、横這い亦は軟化傾向となると予想している。11月までは予想を超える高値市況で推移し、私の予想外れになったことは、情報収集の不足と適格な情報分析が出来なかったことを深く反省している。既に、11月にはL大¥4,500の高値販売の市場もあるが、12月の建値市場の中心相場は、L大¥4,300〜3,800、L¥4,000〜3,500を予想している。(了) 笹野敏和記

 

追記  私事だが、11月18日より体調不良で10日間欠勤したため、十分な情報収集が出来なかったことと、配布が遅れたことをお詫びする。


 
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