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【410号】

令和3年12月27日

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社 内 報

 11月の天候は、気温は北日本でかなり高く、沖縄・奄美で低かった。降水量は、北日本、東日本の日本海側と西日本の太平洋側で多かった。日照時間は、東日本でかなり多かった。12月は月末に強烈な寒波の来襲が予報されているが、昨今までは平年に比べ温暖な日が多かった。

 気象庁の1月〜3月の3か月予報では、平均気温は北日本で高い確率50%。西日本と沖縄・奄美で低い確率50%。降水量は、北日本の太平洋側と西日本の日本海側で平年並みまたは多い確率ともに40%。西日本の太平洋側と沖縄・奄美で少ない確率50%。降雪量は、西日本の日本海側で多い確率50%。

 1月、北日本の日本海側では、平年に比べ曇りや雪の日が多い。東・西日本の日本海側では、平年に比べ曇りや雪または雨の日が多い.北・東日本の太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多い。西日本の太平洋側では、平年に比べ晴れの日が多い。沖縄・奄美では、平年に比べ曇りや雨の日が多い。

 2月、北日本の日本海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多い。東・西日本の日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多い。北・東日本の太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多い。西日本の太平洋側では、平年に比べ晴れの日が多い。沖縄・奄美では、平年に比べ曇りや雨の日が多い。

 3月、北日本の日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多い。北日本の太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多い。東・西日本の日本海側では、天気は数日の周期で変わる。東・西日本の太平洋側では、天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多い。沖縄・奄美では、天気は数日の周期で変わり、平年と同様に曇りや雨の日が多い。

 

野菜の概況

建値市場の11月の野菜の販売量は、229,171トン前年比100%(前月比93%)、平均単価はkg¥204前年比105%(前月比104%)。市場別には多少のバラツキがあるものの、総じては入荷は前年並みで価格高となっている。市場別の販売量と平均単価は、札幌市場の販売量は前年比102%、平均単価はs¥163前年比105%。東京市場の販売量は前年比99%、平均単価はKg¥215前年比103%。名古屋市場の販売量は前年比105%、平均単価はs¥200前年比105%。大阪本場の販売量は前年比95%、平均単価はs¥212前年比109%。福岡市場の販売量は前年比99%、平均単価はs¥174前年比111%となっている。

建値市場の11月の玉葱の販売量は24,926トンで前年比97%、(前月比93%)、平均単価はkg¥149前年比210%(前月比134%)。市場別にはバラツキはあるものの総じては、前年比減の入荷で単価高となっている。市場別では、札幌市場の販売量は4,7034トン前年比126%、平均単価はkg¥112前年比181%。東京市場の販売量は8,151トン前年比89%、平均単価はkg¥169前年比227%。名古屋市場の販売量は6,768トン前年比109%、平均単価はkg¥142前年比201%。大阪本場の販売量は3,299トン前年比74%、平均単価はkg¥156前年比220%。福岡市場の販売量は2,005トン前年比93%、平均単価はkg¥161前年比215%となっている。今月は特に札幌市場と名古屋市場の入荷増(販売増)。大阪本場の入荷減(販売減)が目につく。

日本農業新聞社の調べでは、主要7地区代表卸7社の11月の主要野菜14品目の販売量と単価は、販売量が103,902トン前年比1%減、平年(過去5年平均値)比0%減。平均単価はkg¥127前年比9%高、平年比9%安となっている。日中の気温が高く生育が前進化し、潤沢となる一方、鍋物消費が伸びず流通在庫が増加した。と伝えている。販売量が前年比増の品目は、ネギが前年比13%増、ニンジンが7%増、ホウレンソウが5%増などの7品目。販売量が前年比減の品目は、トマトが前年比19%減、ジャガイモが17%減、ダイコンが4%減など3品目。価格が前年比高となった品目はタマネギがkg¥122で前年比103%高、ジャガイモがkg¥163で42%高、ハクサイがkg46で21%高など4品目。前年比安の品目は、ニンジンがkg¥88で前年比23%安、ネギがkg¥235で20%安、ピーマンがkg¥314で18%安など7品目となっている。

東京都中央卸売市場の11月の野菜の入荷量は、123,074トン前年比99%(前月比95%)。平均単価はkg¥215前年比103%(前月比102%)で入荷は前年比前月比ともやや減で、価格は前年比前月比ともややくなっている。タマネギ、バレイショが前年比大幅高、ニンジン、ネギが大幅安となっている。

主要15品目で入荷が前年比増の品目は、サトイモが前年比114%、ピーマンが112%、ホウレンソウが108%など9品目。入荷が前年比減の品目は、バレイショが前年比87%、タマネギが87%、トマトが90%など5品目となっている。価格は前年比高の品目は、タマネギがkg¥169前年比227%、バレイショがkg¥195で142%、ハクサイがkg¥42で124%など6品目。前年比安の品目はネギが前年比75%、ニンジンが76%、ピーマンが84%など9品目となっている。

 

東京都中央卸売市場の11月の入荷量と単価

品   目

入荷量

前年比

前月比

単 価

前年比

前月比

 

 

( t )

( % )

( % )

( \/kg )

( % )

( % )

 

野 菜 総 数

123,074

99.4

95.4

215

103.0

101.9

 

 

 

 

た ま ね ぎ

8,151

89.4

92.2

169

226.7

142.0

 

 

 

 

キ ャ ベ ツ

15,458

102.6

90.6

68

109.7

88.3

 

 

 

 

レ  タ  ス

7,013

98.5

79.8

139

115.9

105.3

 

 

 

 

ば れ い し ょ

5,951

87.4

98.4

195

141.7

107.7

 

 

 

 

ト  マ  ト

4,479

89.7

76.9

512

110.7

128.6

 

 

 

 

に ん じ ん

7,934

106.5

88.1

103

75.5

135.5

 

 

 

 

は く さ い

15,781

102.4

103.2

42

123.5

66.7

 

 

 

 

だ い こ ん

11.607

98.5

109.2

55

93.9

60.4

 

 

 

 

ね     ぎ

5,395

104.3

109.3

228

74.9

87.7

 

 

 

 

か ぼ ち ゃ

2,442

100.3

81.5

150

94.1

116.3

 

 

 

 

な が い も

700

87.6

92.4

303

94.4

98.1

 

 

 

 

れ ん こ ん

918

90.5

96.7

415

126.4

112.5

 

 

 

 

に ん に く

216

103.0

116.1

1,085

95.4

95.9

 

 

 

 

 

玉葱の概況 

市場の動き

東京市場

東京都中央卸売市場の11月の玉葱の入荷量は8,151トン前年比89%(前月比92%)。主力の北海物の入荷は7,519トン前年比84%、占有率は92%前年比6ポイントダウン。中国物は531トン前年比330%、占有率は7%前年比5ポイントアップ。兵庫物は50トン前年比107%、占有率は1%。総平均単価はkg¥169前年比227%(前月比142%)。産地別では、北海物はkg¥173前年比234%。中國物はkg¥117前年比130%。兵庫物はkg¥193前年比107%。となっている。月間上昇率42%は希有である。

12月に入り、入荷は減少傾向だが、高値悩みで荷動きは鈍化。特にL大の動きが鈍くなり、逆にL・Mはまずまずの動きとなった。卸のなかに売れ残りが出始めた市場もある。転送業者からの販売打診もあるが、先が見えない高値のストックは見送っている。昨今、年末の慌ただしさは見られず、市場内は静かである。此処に来てMの動きが鈍くなっている。来週の入荷は増えそうだが、安売りを避けて売れない分は、年始用にストックする予定。

12月1日〜20日の入荷量は5,802トン前年比94%、平均単価はkg¥183前年比244%、入荷は前年比6%の減少だが、平均単価は244%の大幅高となっている。需給バランス以外にも高値の原因がありそうだ。産地別では、北海物の入荷は5、358トン前年比89%、平均単価はkg¥186前年比255%。中国物は366トン前年比349%、平均単価はkg¥121前年比129%。佐賀物(冬採り)は45トン前年比115%、平均単価はkg¥332前年比119%。となっている。

名古屋市場

名古屋市中央卸売市場の11月の玉葱販売量は6,768トン前年比109%(前月比99%)で前年比増、前月比減となっている。主力は北海物で、販売量は6,649トン前年比108%、占有率98%前年比1ポイントダウン。中国物は78トン前年比308%、占有率1%前年比1ポイントアップ。兵庫物は21トン前年比144%。総平均単価はkg¥142前年比200%(前月比130%)で続伸した。産地別の平均単価は、北海物はkg¥143前年比204%。中国物はkg¥109前年比125%。兵庫物はkg¥247前年比114%となっている。

12月に入り、入荷は道東のJA銘柄が主力だが、名古屋市場が一番安いと指摘され、2L・L大¥4,000、L¥3,800に値上げ販売したが、高値悩みで荷動きは今ひとつであった。量販店との年末商談の殆どは、月半ば迄に終わっているので、その後は売価が高すぎて注文がどれだけ来るか気を揉んでいる。昨今では、年末の需要は多少見受けられるものの、Mの動きが鈍く仕切値は高く、逆鞘覚悟の投げ売りも止む無しの時もある。現在は、年末年始用のストックが少なく、在庫減にも気を揉んでいる。

大阪本場

大阪市中央卸売市場本場の11月の玉葱の販売量は、3,299トン前年比74%(前月比101%)で前年比減、前月比微増となり、北海物の入荷が極端に少ない。産地別の販売量は、北海物が2,584トン前年比64%、占有率78%

前年比12ポイントダウン。兵庫物は688トン前年比166%、占有率21%前年比12ポイントアップ。他市場に比べ北海物の入荷減が目立つ。総平均単価はkg¥156前年比219%(前月比134%)。数量減でヂり高基調であった。産地別の月間平均単価は、北海物はkg146で前年比230%。兵庫物はkg¥192で前年比132%。となっている。

12月に入ってからも、北海物の入荷は前年比60%台と減少傾向が続いた。相場は高値基調で、需要家の多くは高値疲れで荷動きは今ひとつで、とくにMに売れ残りが発生した。反面、兵庫の冷蔵物は、人の行動制限緩和で飲食筋の手当て買いなどで、品薄高の動きとなった。月半ばには、兵庫物はしっかり基調で、10kg・L¥2,500に上昇。北海物も2L・Lの動きはやや回復したものの、Mの動きは鈍く品余り気味となったが、産地が強気で値下げ販売も出来ず受け皿探しに苦心。昨今、年末年始の需要を控え、兵庫物が引き合いが強く堅調な動きだが、一部銘柄に品質劣化が見受けられ、品質に依る価格差が発生している。

12月1日〜20日の入荷量は2,355トン前年比76%、平均価格はkg¥165前年比229%。前月に続き前年比では入荷は大幅減で価格は大幅高となっ

ている。産地別では、主力の北海物の入荷は1,926トンで前年比68%、平均価格はkg¥153前年比243%。兵庫物は407トン前年比150%、平均価格はkg¥223前年比141%。中國物は12トン前年比233%、平均価格はkg122前年比117%となっている。

福岡市場 

福岡市中央卸売市場の11月の玉葱販売量は、2,005トン前年比93%(前月比82%)で、前年比、前月比とも大幅減となっている。北海物が主力で、北海物の販売量は1,710トン前年比84%、占有率85%で前年比9ポイントダウン。中国物は252トン前年比281%、占有率13%前年比9ポイントアップ。兵庫物は20トン前年比232%、占有率1%前年比1ポインアップ。総平均単価はkg¥161前年比215%(前月比140%)で前年比、前月比とも大幅高となっている。産地別の平均単価は、北海物はkg¥169前年比235%。中国物はkg¥97前年比109%。兵庫物はkg¥245前年比112%。となっている。

12月に入り、北海物は道東のJA主力の入荷となったが、荷動きは今ひとつ。高値疲れで仲卸の買い意欲が減退。着荷後古くなった品物は値下げをして捌いている。年明けの入荷は例年より遅く、17〜18日頃と言われ、年末の注文も少なく、越年在庫を決めかねている。昨今の荷動きは、まずまずの状態だが、市場関係者に慌ただしさが見受けられず、全体的に静かである。現在は年明けの新着までのランニングストックに努めている。昨今、Mの動きが鈍く¥2,500で投げ売りする場面もある。冷蔵物は、香川が終了し年明けより愛媛が入荷する。

12月1日〜20日の玉葱の販売量は1,253トン前年比87%、平均単価は

kg¥175前年比218%。前月に続き前年に比べ大幅な品薄高となっている。

 

12月24日(金)の建値市場の玉葱市況は次の通り

【札幌市場】 入荷153トン   強い

 20kgDB2L¥4,0003,500、 L大¥4,0003,500、 L¥3,8003,300    

          M¥2,8002,000

【太田市場】 入荷 272 トン  保合

 20kgDB2L¥4,5004,200、 L大¥4,2004,000、 L¥4,0003.800    

          M¥2,8002,700

 賀冬採り 10kgDB2L¥1,800  M¥1,800 M¥1,600、 S¥1,300。        

【名古屋北部市場】 入荷50 トン   弱い

 20kgDB2L¥4,0003,900、 L大¥4,0003,900、 L¥3,8003,700    

          M¥3,0002,800

【大阪本場】 入荷102 トン  強い

 20kgDB2L¥4,0003,900、 L大¥4,0003,900、 L¥3,8003,700    

          M¥2,8002,600

  10kgDB2L¥2,3002,200、  L¥2,8002,700、 M¥2,5002,400

【福岡市場】 入荷94 トン   保合

 20kgDB2L¥4,2004,000、 L大¥4,2004,000、 L¥4,0003,800    

          M¥3,0002,800

 

供給(産地)の動き

12月に入り、年末需要期を迎えたものの、玉葱市場の荷動きは高値疲れで、月前半強含んだ市況も、後半は弱含みに転じた。寡占化が進み北海道産の85%超を扱うホクレンの生食向け出荷進捗率は65,8%となっており、年明けは34.2%の過去にない比率となる。数量的には前年比70%弱の51,000トン減   になる。平年なれば輸入物が急増するが、今年はコロナ禍が収束せず、相手国でも輸送を始め諸般の事情で、直積みに支障があり、どの程度補充出来るか未知数である。

府県の極早生は、静岡物が年明け、早々から出荷が始まる予定で、球肥大が順調で、1月出荷は前年比7%増を予想している。

海道産地

産地では在庫を抱える出荷者の動きは様々で、先高市況を予測して、年内出荷を先送りしたり、少量の在庫を金の卵の様に抱え込んでいるところもある。また、12月20日の農業新聞に掲載された今週〜来週の野菜の見通し欄で、タマネギ 強保合 北海物 20kg・L・¥5,000〜4,000の先高の記事を見て年明けの更なる高値を期待し、出荷を先送りする向きもあり、既に天井相場と見て、早期出荷に動く向きもある。いずれにしても、北海産地の在庫は予想外に少なく、年明けの玉葱相場の行方は、ホクレンの手の内にある。

府県産地

冷蔵物の主産地である兵庫(淡路島)の出荷は、高値市況と卸の出荷要請を反映して前進化傾向にある。兵庫産冷蔵物の在庫は259,383ケース(20kg換算)前年比117%、他産地産(北海・輸入物を含む)は230,278ケース前年比76%となっている。現在出荷の玉葱は、昨年に比べ品質良好で商品化率が高く、産地関係者の表情は極めて明るい。現在は次シーズンの定植作業がほゞ終了し、初期生育期にある。然し、11月30日夜半から12月1日未明に、今までにない大雨に見舞われ、冠水・浸水の圃場が多く、生育に対する影響が心配されている。

佐賀では、定植期の天候不順でマルチ張りの遅れなどで、定植にバラツキがあったものの、12月の気温高から初期生育は順調に回復している。産地を見渡すと麦の緑が目立ち、玉葱の作付減が気に掛かる。生産者の中には、現在の高値市況を反映して、栽培を見直し余った苗探しに動き廻っている者もいる。産地関係者の多くは、気象庁が月末に年に1度クラスの強い寒気が到来すると予報しているのを心配している。

長崎の島原半島の極早生も、佐賀同様定植期の天候不順で、定植にバラツキがあり、馬鈴薯同様初期生育が不調であった。その後回復歩調にあるものの、生育は遅れ気味である。

静岡では、府県産極早生の先駆けとなる篠原地区の生育は順調で、17から18日に現地を見聞した当社の担当者の報告では、病害の圃場は皆無で、球肥大は順調で既にL級が散見され、平均的にはM級以上に肥大しており、例年通り年明け早々から出荷されると言う。生産者の多くは、九州産地の極早生の出荷が年々前進化していることで、早や出し出荷が有利と話している。JAでは、昨年は大雨により土が締り、奇形が多く見られたが、本年は土が柔らかく、目揃い会でのサンプルも正品率が高い状態だった。と話している。栽培面積は前年比99%、出荷量は102%の計画である。

輸入動向

 11月の輸入は速報値で,27,907トン前年比156%。いずれの国もコロナウイルス禍による輸送支障の回復が遅れ、輸入量は契約量を下回っている。主力の中国は25,948トン前年比147%。アメリカが1,895トン前年比817%。韓国が44トン前年はなし。このほかにニュージランド、オランダが少量入荷している。 

中國、産地価格は弱含みと聞くが、コロナ禍の影響で加工筋の費用や産地と港湾の内陸輸送費の値上がり等でコスト高となっているものの、日本向けは増加傾向。現在、日本向け価格は値下がり傾向と聞くが、ムキ玉20kg・C&F・$13.00、前後で高値を維持している。

アメリカ、コロナ禍の影響で、船腹の確保やコンテナ―の手当てなど輸送関係の厳しさが続いている。港湾荷役の停滞で、沖待ちをしている船舶が多い。現在の価格は50£・C&F・SJサイズ$17.50〜18.00。の水準だが、今後も日本向けは前年比増の見込み。

ニュージランド、年明けから今シーズンの出荷が始まるが、コロナ禍の影響で配船スケジュールが乱れ、船腹確保に問題がありそう。日本向け価格は、20kgC&F・¥1,600。輸出業者は高値の日本向けに軸足を置いている。

 

1月の市況見通し

北海物の越年在庫は、近年にない少なさだが、昨今の玉葱の市場相場は、近年に類を見ない高値である。前年が大豊作で供給過剰となったのに比べれば、年明けのホクレンの生食供給量は月間1万トン前後減少し、品不足が深刻化する可能性がある。他方、需要は高値悩みでかなりの減少が予想される。輸入は、コロナ禍の影響で、急増は望めないものの、前年比ではかなり増加し、品不足をある程度補充する。府県の新物が出回ると家庭消費は春商材として新物に目移りし、ヒネ物の動きに影響する。今年は流通段階でも北海物のストックが少なく、1月前半は品薄高となる可能性があるが、月後半は高値疲れと、新物・輸入物の出回り増で軟調に推移すると予想している。(了) 笹野敏和 記


 
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