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【403号】

令和3年5月26日

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社 内 報

 4月の天候は、平均気温は全国的に高くなった。降水量は北日本でかなり多く、沖縄・奄美ではかなり少なかった。日照時間は、全国的に高気圧に覆われる日が多かったため、北日本から沖縄・奄美まで平年より多くなった。5月の天候は、西日本では梅雨入りが平年より3週間も早く、雨天曇天が続いている。

 気象庁の6〜8月の3か月予報によると平均気温は、北・東・西日本で平年並み亦は高い確率ともに40%、沖縄・奄美で高い確率50%。降水量は、北・東・西日本で平年並み亦は多い確率ともに40%。月別予報は次の通り。

 6月、北日本と東日本の日本海側では、期間の前半は、天気は数日の周期で変わる。期間の後半は、平年と同様に曇りや雨の日が多い。東日本の太平洋側と西日本では、平年に比べ曇りや雨の日が多い。沖縄・奄美では、平年と同様に晴れの日が多い。

 7月、北日本と東日本の日本海側では、平年に比べ曇りや雨の日が多い。東日本の太平洋側と西日本では、期間の前半は平年と同様に曇りや雨の日が多い。期間の後半は、平年と同様に晴れの日が多い。沖縄・奄美では平年と同様に晴れの日が多い。

 8月、北日本では、天気は数日の周期で変わる。東・西日本と沖縄・奄美では、平年と同様に晴れの日が多い。

野菜の概況

建値市場の4月の野菜の販売量は、227,479トン前年比103%(前月比

104%)、平均単価はkg¥222前年比91%(前月比99%)。コロナウイルス禍が続いているが販売量は前年比増、単価は前年比安の動きとなっている。市場別の販売量と平均単価は、札幌市場の販売量は前年比106%、平均単価はs¥203前年比94%。東京市場の販売量は前年比103%平均単価はKg¥235前年比91%。名古屋市場の販売量は前年比107%、平均単価はs¥213前年比90%。大阪本場の販売量は前年比111%、平均単価はs¥222で前年比94%。福岡市場の販売量は前年比104%、平均単価はs¥174前年比90%となっている。

建値市場の4月の玉葱の販売量は31,396トンで前年比97%、(前月比109%)、平均単価はkg¥75前年比129%(前月比83%)。総じては、前年比で入荷減の単価高であった。市場別の販売量と平均価格は、札幌市場の販売量は3,295トン前年比100%、平均単価はkg¥64前年比121%。東京市場の販売量は13,656トン前年比96%、平均単価はkg¥79前年比134%。名古屋市場の販売量は7,744トン前年比103%、平均単価はkg¥72前年比114%。大阪本場の販売量は4,407トン前年比95%、平均単価はkg¥74前年比145%。福岡市場の販売量は2,294トン前年比89%、平均単価はkg¥75前年比119%となっている。

日本農業新聞社の調べでは、主要7地区代表卸7社の4月の主要野菜14品目の販売データの集計値は、販売量が101,464トン前年比3%増、平年(過去5年平均値)比5%増。平均単価は、kg¥142前年比11%安、平年比7%安となっている。販売量が前年比増となった品目は、トマトが前年比24%増、レタスが21%増、ピーマンが17%増など9品目。販売量が前年比減となった品目は、サトイモが前年比28%減、ジャガイモが18%減、ネギが7%減、タマネギが5%減など5品目。価格が前年比高となった品目は、ジャガイモがkg¥265で前年比87%高、ネギがkg¥426で37%高、タマネギがkg¥63で24%高など5品目。前年比安となった品目は、ハクサイがkg¥43で前年比70%安、キャベツがkg¥63で47%安、レタスがkg¥109で39%安など9品目。となっている。

東京都中央卸売市場の4月の野菜の入荷量は、128,101トン前年比103%(前月比106%)。平均単価はkg¥235前年比91%(前月比99%)で前年同月比で数量増で価格安となっている。主要15品目で入荷が前年比増の品目は、レタスが前年比122%、トマトが120%、ホウレンソウが113%など9品目。入荷が前年比減の品目は、サトイモが前年比72%、バレイショが前年比75%、ネギが90%、など5品目。ハクサイは前年比100%。価格が前年比高の品目は、バレイショがkg¥301で前年比190%、ネギがkg¥467で155%、タマネギがkg¥79で134%など5品目。前年比安の品目は、ハクサイがkg¥41で前年比22%、キャベツがkg¥70で50%、レタスがkg¥133で61%など9品目となっている。

東京都中央卸売市場の4月の入荷量と単価

品  目

入荷量

前年比

前月比

単 価

前年比

前月比

 

(t)

(%)

(%)

(\/kg)

(%)

(%)

野 菜 総 数

128,101

102.8

105.5

235

91.4

98.7

た ま ね ぎ

13,656

95.8

125.0

79

134.3

78.2

キ ャ ベ ツ

19,917

112.4

104.3

70

49.9

112.9

だ い こ ん

10,207

107.6

102.0

69

61.6

89.6

に ん じ ん

8,445

91.1

127.3

163

103.1

77.6

ば れ い しょ

7,491

74.8

121.6

301

142.4

107.5

き ゅ う り

7,417

107.6

120.9

266

92.4

85.5

ト  マ  ト

7,346

119.8

116.7

335

97.6

94.9

レ  タ  ス

7,022

122.0

97.9

133

60.7

100.0

は く さ い

6,485

100.0

74.3

41

21.9

95.4

ね     ぎ

3,253

89.5

93.6

467

138.9

99.8

か ぼ ち ゃ

2,373

108.3

129.5

174

98.7

92.6

な が い も

1,007

94.3

108.1

291

90.7

99.3

れ ん こ ん

517

179.1

61.5

581

65.5

143.5

に ん に く

234

83.5

131.5

1,478

156.0

109.6

 

玉葱の概況

東京市場

東京都中央卸売市場の4月の玉葱の入荷量は13,656トン前年比96%(前月比125%)、府県産の新物の入荷が本格化し、北海物が終盤を迎え減少傾向となった。主力産地は北海物から佐賀物に移行した。佐賀物の入荷は6,419トン前年比102%、占有率47%で前年比3ポイントアップ。北海物の入荷は6,183トン前年比88%、占有率45%前年比5ポイントダウン。熊本物が298トン前年比106%、占有率2%で前年と同じ。総平均単価はkg¥79前年比134%(前月比78%)。産地別では、佐賀物はkg¥76で前年比121%。北海物はkg¥80前年比156%。熊本物はkg¥102前年比101%となっている。

5月に入り、北海物は事前契約の貯蔵物となり、主力は佐賀物に移行した。佐賀物はJA白石・唐津中心の入荷だが、入荷量は予想外に少なく、連休明けからヂり高基調となった。北海物は、冷蔵貯蔵とCA貯蔵だが、品質的に格差がなく良好で、契約値を上回る市況で久し振りに利益が出ている。例年月後半には佐賀物の入荷が集中するが、今年は梅雨入りが早く、天候不安定の影響か入荷は前年に比べ激減している。また、乾燥不充分の品物が多い。栃木物も少量入荷しているが、手入れが悪く泥皮付で見映えが悪い。6月は関東産地物の出回る時期だが、いずれの産地も高齢化で生産量は減少傾向にあり、此の先、兵庫物を始め愛知、栃木物の入荷増を期待している。

5月1日〜20日の入荷量は6,685トン前年比74%、平均単価はkg¥98前年比240%。産地別では、佐賀物は2,900トンで前年比51%、平均単価はkg¥101前年比306%。北海物の入荷は2,394トン前年比122%、平均単価はkg¥93前年比158%。兵庫物は624トン前年比113%、平均単価はkg¥112前年比134%。となっている。

名古屋市場

名古屋市中央卸売市場の4月の玉葱販売量は7,744トン前年比98%(前月比111%)で前年比微減、前月比増となっている。依然北海物が7割近くを占め北海物主導の販売となっている。北海物の販売量は5,164トン前年比95%、占有率は67%で前年比6ポイントダウン。愛知物は2,430トン前年比128%、占有率は31%前年比6%アップ。総平均単価はkg72前年比114%(前月比84%)で、弱含みで推移した。産地別の平均単価は、北海物はkg¥70で前年比130%。愛知物はkg¥72前年比85%となっている。

5月に入り、地場の愛知物の出荷が最盛期を迎え、主力は順次愛知物に移行した。愛知物は相変わらず球流れが大粒で、今年も2Lが40%を占め、2Lの動きが今ひとつである。京浜市場等では佐賀物が品薄で、平素敬遠される愛知物が引っ張りだこになっている。北海物の事前契約分は、市況の上昇で採算に乗っている。昨今、愛知物を主力に兵庫物を併売している。愛知物は早生が終了し、中生のアドバンス種が主流だが、球流れは2Lの比率が高く、L・Mが少ない。兵庫物も2Lの比率が過半数を占め、いずれの産地も大粒化でL・Mが品不足である。

大阪本場

大阪市中央卸売市場本場の4月の玉葱の販売量は、4,407トン前年比95%(前月比97%)で前年比、前月比でともに減少している。終盤の北海物が減少、佐賀の新物の入荷が大幅増となった。北海物も予想外に増加した。反面、兵庫産の冷蔵物は切り上がり早く大幅減となった。北海物の販売量は、2,043トン前年比82%、占有率46%で前年比8ポイントダウン。佐賀物は1,188トン前年比131%、占有率27%で前年比7ポイントアップ。兵庫物は676トン前年比94%、占有率は15%で前年と同じ。長崎物は427トン前年比90%、占有率は10%前年と同じ。総平均単価はkg¥74前年比145%(前月比82%)。となっている。前年同月と異なり、北海物の在庫過多が回避され、平均値は前年比高となったが、コロナ禍の影響で需要が伸びず、前月比では値下り傾向が続いた。産地別の月間平均単価は、北海物はkg¥73前年比184%。佐賀物はkg¥67前年比113%。兵庫物はkg¥85前年比140%。長崎物はkg¥80前年比101%。となっている。

5月に入って、兵庫物主力に佐賀物・北海物を販売。兵庫物の球流れは大粒で2Lの比率が高く、引き合いはLに集中し、2LとLの価格差が20kg¥400も生じ、量販店向けは兵庫物に比べ2Lの少ない佐賀物が主力となった。昨今、いずれの産地も早生が終了し、中生に移行しているが、豊作を反映して2Lの比率が高い。何れの産地からも入荷は少なく、相場は日を追って値上がりしている。梅雨入りが早く、雨天曇天続きで産地では、収穫・出荷作業が遅れ、天気が安定するまでは品薄高が続きそうだ。

5月1日〜20日の入荷量は1,910トン前年比73%、平均価格はkg¥90前年比220%。産地別では、主力は北海物から兵庫物に移行。兵庫物の入荷は1,038トン前年比69%、平均価格はkg¥94前年比229%。佐賀物が475トンで前年比121%、平均価格はkg¥85前年比250%。北海物の入荷は267トンで前年比48%、平均価格はkg¥88前年比173%。となっている。

福岡市場 

福岡市中央卸売市場の4月の玉葱販売量は、2,294トン前年比89%(前月比90%)で、前年比、前月比ともに減となっている。佐賀・長崎の新物が主力となり、北海物と交替した。北海物の販売量は901トン前年比70%、占有率は39%で前年比11%ダウン。佐賀物は770トン前年比105%、占有率34%前年比5ポイントアップ。長崎物は492トン前年比120%、占有率は21%前年比5ポイントアップ。月間総平均単価はkg¥75前年比119%(前月比82%)で前年比高、前月比安で軟調に推移した。産地別の平均単価は、北海物はkg¥80前年比123%。佐賀物はkg¥71前年比129%。長崎物はkg¥70前年比92%となっている。

5月に入り、長崎物は終了間近となり、入荷は日々減少し、ぽっんぽっんと少量入荷があるのみ。佐賀物主力の販売となったものの、天候不安定の影響もあり、産地に出荷を要請しても、荷物が集まらないのか? 入荷が少なく品不足が続いている。昨今も、連日の降雨で入荷が少なく困っている。他産地にも働きかけているが、手当ては困難で、当面は品薄高が続くと見ている。福岡物は少量入荷しているが、学校給食向けに販売している。

5月1日〜20日の玉葱の販売量は1,283トン前年比96%、平均単価は

kg¥90前年比199%。数量減で品薄高となっている。

5月25日(火)の建値市場の玉葱市況は次の通り

【札幌市場】 入荷74 トン  強い

 20kgDB2L¥1,800    L大¥1,800     L¥1,800

 20kgDB2L¥2,3002,000、 L¥2,8002,600、 M¥2,8002,600。 

【太田市場】  入荷204 トン  保合

 20kgDBL大¥2,0001,800 L¥2,0001,800

 20kgDB2L¥1,8001,700  L¥2,4002,300、 M¥2,1002,000。    

 20kgDB2L¥2,0001,900  L¥2,6002,500、 M¥2,3002,200

 20kgDB2L¥1,700       L¥2,3002,200、 M¥2,0001,900

 20kgNT2L¥1,6001,500  L¥2,2002,100、 M¥1,9001,800。 

【名古屋北部】  入荷77 トン  保合

 20kgDB2L¥1,9001,800、 L¥2,5002,400  M¥2,3002,200。    

 20kgDB2L¥1,6001,500、 L¥2,1002,000  M¥1,9001,800。 

【大阪本場】  入荷71 トン  強い

 20kgDB2L¥2,0001,900、 L¥2,8002,700 M¥2,6002,500。    

 10kgDB2L¥1,000800、 L¥1,5001,300  M¥1,4001,200。    

 10kgDB2L¥800 700、 L¥1,2001,100  M¥1,0001,000。    

 20kgDB2L¥1,6001,500、 L¥2,0001,800 M¥1,8001,700。 

 10kgDB2L¥800 700  L¥1,000900 M¥900 〜 800。 

【福岡市場】 76トン  強い 

 20kgDB2L¥1,8001,600、 L¥2,4002,300 M¥2,2002,100。    

 10kgDB2L¥1,000900、 L¥1,3001,100  M¥1,2001,000。    

 10kgDB2L¥1,000900、 L¥1,000900   M¥900 800。 

 

供給(産地)の動き

 今年、西日本の梅雨入りが平年より3週間も早く、いずれの産地も普通早生、中晩生の生育・収獲が後ズレしている。主産地の佐賀・兵庫の5月の出回り量は前年をかなり下回り、市況は品薄高となっている。佐賀・兵庫の大型産地を始め愛知・大阪・香川など西日本の中小産地も豊作型である。好市況を反映して、梅雨の晴れ間に収穫に励んでいる生産者も見受けられるが、出回り量は増えていない。梅雨明け後まで品薄高が続きそうだ。5月の天候不順で、富山を始め日本海側の新興産地も、生育・収穫が遅れそうである。

府県産地

佐賀、5〜6月出荷の主力産地であるが、昨年5月の異常安値から、5月出荷の主力品種(レクスター・七宝早生等)の作付減の影響で出荷量が大幅に減少している。局部的に病害で不作の圃場も見受けられるものの、総じては豊作型で、球流れは大粒化している。昨年に比べると病害は少なく、商品化率が高い。今年、雨季が長く、多少水膨れの懸念がある。梅雨入りが早く、例年5月下旬に行う囲い物(短期貯蔵)の収穫・貯蔵作業の遅れが心配されている。生産者の先高期待感から、JA・商系の除湿乾燥庫の入庫申込みが殺到している模様。中心産地の白石地区では、玉葱からの転作と見られる麦の作付が70ha増反されていること等、当初計画から、転作・廃耕した生産者も多く、玉葱の栽培面積の実数は、昨年をかなり下回っているとの説が大勢を占めている。今後の出回り量は、前年に比べ商品化率の向上が顕著なことで、前年並み亦は前年に近い数量が確保出来そうだと見ている向きが多い。

兵庫、佐賀に次ぐ大型産地の淡路島では、今年の作付面積は1,302haで前年比6%の減反となっているが、作柄は大豊作型で、一部罹病の圃場が見受けられるものの、前年の様な大きな病害はなく、品質良好で、前年と異なり商品化率の向上で、出回り量は前年並みか上回ると見られている。5月は適雨に恵まれ球肥大が進んだが、梅雨入りが早く日照時間の減少で生育は遅れ気味で、現在も、中晩生で倒伏していない圃場が目立つ。現在、収穫中の圃場では、反収が8トン前後もあり、2Lが過半数を占め、過大球に悩まされている。反面、生産者の多くは、農産物は常々豊作貧乏と言われて来たが、今年は稀に見る豊作の価格高である。と悦に入っている。

海道産地

今年、北海道産地の定植期は、天候が安定せず、地域毎の作業に多少のバラツキがあったものの、大きな遅れはなく、総じては平年並みであった。道の出先機関の5月15日の生育調査では、石狩地方の移植は平年比4日遅れ、草丈13.3pで平年並み、生葉数2.1枚で平年並み、葉鞘径3.6oでやや太い、生育は平年比3日早い。空知地方の移植は平年並み、草丈12.8pでやや短い、生葉数2.1枚で平年並み葉鞘径3.8oで平年なみ。生育は平年並み。上川地方の移植は、平年比2日遅れ、草丈13.3pで平年並み、生葉数2.1枚でやや少ない。葉鞘径3.7oで平年並み、生育平年比2日遅れ。オホーツク地方の移植は、平年比3日早く始まったかが、終了は3日遅れ、生葉数は2.2枚で平年並み、葉鞘径は3.9oで平年並み、生育は平年比1日遅れ。と報告されている。昨今の天気は全道的に雨天・曇天が多く、此の先過湿と水ヤケが懸念されている。

輸入動向

 4月の輸入の速報値は15,945トン前年比97%で、世界的なコロナウイルス禍等の影響もあり、予想を下回った。主力の中国が15,228トン前年比97%。ニュージランドが628トン前年比73%。オーストラリヤが175トン前年比49%となっている。

 中國、5月から産地は甘粛・雲南の内陸地域から江蘇・山東の沿海地域に移行する時期で、例年価格は値下り傾向となるが、今年は国内マーケットが堅調で輸出価格も値上がりしている。現在、日本向け価格は、剝き玉20kg・C&F・10.80〜11.00となっている。

ニュージランド、5月に入り日本市場が堅調で、日本からのオファが増えているが、コロナ禍の影響で、コンテナー不足や港湾荷役の停滞などデリバリーに支障が生じ、成約は停滞している。現在、日本向け価格は、70〜80oサイズ・C&F・¥1,000前後で前月と変わらない。

 

6月の市況見通し

今年の5月は、例年になく早い梅雨入りで、府県産の5月出荷は後ズレして、いずれの産地も計画量を下回った。6月は、佐賀、兵庫の大産地を中心に、愛知、栃木物が出回ることになるが、計画を上回る出荷を期待出来そうにない。市場では、5月の後半は入荷減で品薄高となったが、主な原因は、大産地の佐賀と兵庫の出回り量の減少に起因する。両産地の5月の出荷実数は掴めていないが、市場の5月の販売量は、両産地とも意外に少ない。昨年は、ベト病の大発生で、5月市況は異常安値となったことで、栽培品種の更改で5月出荷の品種を減反したこと。梅雨入りが平年より3週間も早く、収穫・出荷作業が後ズレしたこと。などが影響したと考えられる。6月は両産地とも田植えの農繁期を迎え、田植え作業優先で玉葱は収穫作業がやっとで、出荷に手が回らなくなり、出荷量は更に後ズレする可能性がある。増反傾向にある新興産地は、7月からの出荷がメインであり、6月出荷は少量である。府県産の佐賀・兵庫の2大産地の市場出荷は、増量期待は薄く、6月も品薄高市況が続く可能性が強い。(


 
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