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【435号】

令和6年1月27日

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社 内 報

 12月の天候は、全国的に気温の変動が大きく、寒気が流れ込んだ時期には大雪となった所があった。降水量は東日本の日本海側と沖縄・奄美で多く、北・東日本の太平洋側と西日本の日本海側で少なかった。日照時間は東・西日本の太平洋側で多く、沖縄・奄美で少なかった。1月は元日早々能登地方が大地震に見舞われ甚大な被害が発生した。1月の天気は暖冬で高めで推移している。

 気象庁の2月〜4月の3か月予報によると、この期間の平均気温は、北日本で平年並み亦は高い確率ともに40%、東・西日本で高い確率50%、沖縄・奄美で高い確率60%。降水量は、東日本の太平洋側と西日本と沖縄・奄美で平年並み亦は多い確率ともに40%。月別予報は次の通り。

 2月、北日本の日本海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多い。東日本の日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多い。西日本の日本海側では、平年に比べ曇りや雪または雨の日が多い。北日本の太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多い。東・西日本の太平洋側では、平年に比べ晴れの日が少ない。沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多い。

 3月、北日本の日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多い。東・西日本の日本海側では、天気は数日の周期で変わる。北日本の太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多い。西日本の太平洋側では、天気は数日の周期で変わるが、平年に比べ晴れの日が少ない。沖縄・奄美では、天気は、数日の周期で変わり、平年と同様に曇りや雨の日が多い。

 4月、北・東日本の日本海側と沖縄・奄美では、天気は数日の周期で変わる。北・東日本の太平洋側と西日本では、天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多い。

 

野菜の市場概況

建値市場の12月の野菜の販売量は、222,596トン前年比95%(前月比105%)平均単価はkg¥241前年比109%(前月比104%)。市場別にはかなりのばらつきがあるものの、夏の高温被害は日を追って解消し、一部の品目以外の入荷は順次平常に復帰している。市場別の販売量と平均単価及び前年比は、札幌市場の販売量は前年比90%、平均単価はs¥216前年比120%。東京市場の販売量は前年比96.%、平均単価はKg¥257前年比108%。名古屋市場の販売量は前年比90%、平均単価はs225前年比111%。大阪本場の販売量は前年比96%、平均単価はs¥245前年比111%。福岡市場の販売量は前年比103%、平均単価はs¥190前年比103%となっている。

建値市場(拠点市場)の12月の玉葱の販売量は22,643トンで前年比78%(前月比106%)、平均単価はkg¥164前年比164%(前月比101%)となっている。特に、市況は10月後半〜11月後半まで続伸し、高値悩みで消費が伴わず12月市況は頭打ちとなった。市場別の販売量と単価は、札幌市場の販売量は3,129トン前年比68%、平均単価はkg¥153前年比180%。東京市場の販売量は7,148トン前年比75%、平均単価はkg¥192前年比178%。名古屋市場の販売量は7,132トン前年比82%、平均単価はkg¥131前年比141%。大阪本場の販売量は3,498トン前年比81%、平均単価はkg¥174前年比162%。福岡市場の販売量は1,756トン前年比84%、平均単価はkg¥182前年比164%となっている。

東京都中央卸売市場の12月の野菜の入荷量は、120,678トン前比9

6%、前月比(106%)。秋冬野菜の入荷は、夏の猛暑の後遺症から回復基調で日を追って増加傾向となった。 (旬別の前年比では上旬が82%、中旬が98%、下旬が111%、月間では96%)。平均価格はkg¥257前年比108%(旬別では上旬がkg¥242前年比121%、中旬が¥254前年比109%、下旬が¥272前年比95%)、となっている。主要15品目で入荷量が前年比増の品目は、ホウレンソウが前年比108%、ナスが106%、ピーマンとキュウリが105%など6品目。前年比減の品目は、タマネギが前年比75%、サトイモが88%、レタスが91%、ネギが92%、バレイショが94%。ニンジンが96%など9品目。価格が前年比高の品目は、タマネギがkg\192で前年比178%、ネギがkg372で128%、レタスがkg¥237で127%、サトイモがkg¥371で118%、ニンジンがkg¥138で117%など11品目。前年比安の品目は、ピーマンがkg¥422で前年比88%、キュウリがkg¥442で89%、ホウレンソウがkg425で94%、バレイショがkg¥119で98%など4品目となっている。

 

東京都中央卸売市場の12月の入荷量と単価

品   目

入荷量

前年比

前月比

単 価

前年比

前月比

 

 

( t )

( % )

( % )

( \/kg )

( % )

( % )

 

野 菜 総 数

120,678

96.2

106.0

257

108.1

105.3

 

た ま ね ぎ

7,148

75.2

102.4

192

178.2

101.6

 

 

 

 

 

キ ャ ベ ツ

13,583

101.9

100.7

79

115.0

76.0

 

は く さ い

15,064

98.3

95.1

44

105.0

88.0

 

だ い こ ん

10,885

99.1

96.1

70

104.6

98.6

 

に ん じ ん

8,250

96.0

122.0

138

116.9

81.7

 

ば れ い し ょ

7,542

94.4

121.8

119

98.2

96.8

 

レ  タ  ス

6,308

90.6

94.9

237

126.5

133.9

 

ね     ぎ

5,512

91.7

124.1

372

127.6

85.3

 

ト  マ  ト

4,674

102.8

127.7

415

100.7

78.8

 

き ゅ う り

4,079

104.9

86.8

442

89.1

132.7

 

か ぼ ち ゃ

2,164

95.8

149.1

258

94.5

90.5

 

な が い も

592

79.1

134.2

448

126.2

83.3

 

れ ん こ ん

1,409

98.2

135.7

358

113.6

115.5

 

に ん に く

196

82.3

113.3

1,036

122.0

100.4

 

 

 

玉葱の概況 

需要(市場)の動き

東京市場

東京都中央卸売市場の12月の玉葱の入荷販売量は7,148トン、前年比75%(前月比102%)、主力は北海物で、北海物の販売量は6,587トン前年比72%、占有率は92%で前年比5ポイントダウン。中國物は449トン前年比295%、占有率は6%で前年比4ポイントアップ。佐賀物は42トン前年比55%、占有率1%。兵庫物は41トン前年比127%。総平均単価はkg¥192前年比178%(前月比102%)。産地別では、北海物はkg¥196前年比187%。中國物はkg¥116前年比83%。佐賀物はkg¥303前年比99%。兵庫物はkg¥234前年比104%で、前年比で北海物が大幅高の中國・佐賀物は前年比安となっている。

1月に入り、北海物の直送品の入荷が遅く、中旬までは在庫の販売に終始したが、2L、L大の引き合いはあるも、L、Mの売れ行きは不振であった。静岡物は初市早々から入荷したが、例年の様な活況はなく、相場は前年価格を大きく下回った。昨今、北海物の入荷は順調で、道東地区はL大中心の球流れで、他の地区はL中心で、2L、L大の動きはまずまずだが、L、Mの動きが鈍い。商系の入荷は増加傾向で、先行き需給バランスは崩れそう。

1月5日〜20日の玉葱の販売量は4,849トン前年比93%(前月比103%)、平均単価はkg¥203前年比181%(前月比104%)。産地別の販売量と平均単価は北海物が3,713トン前年比77%、平均単価はkg¥195前年比181%。静岡物は888トン前年比290%、平均単価はkg¥255前年比88%。中國物は204トン前年比255%、平均単価はkg¥124前年比86%。となっている。前年比で北海物が高く、静岡、中國物が安くなっている。

名古屋市場

名古屋市中央卸売市場の12月の玉葱販売量は7,132トン前年比82%(前月比122%)で前年比減、前月比増となっている。主力は北海物で数量は6,957トン前年比80%、占有率は98%で前年比1ポイントダウン。中國物は85トン前年比225%、占有率1%。兵庫物は.83トン前年比2670%、占有率は1%。総平均単価はkg¥131前年比141%(前月比93%)。産地別の平均単価は、北海物はkg¥132前年比142%。中國物はkg¥122前年比85%。兵庫物はkg¥80前年比32%。となっている。

1月に入って、北海物は直送品の遅れで、荷動きが回復傾向となり、市場関係者の在庫は1万ケース程度に減少した。相場は保合で値上がりはしていない。静岡の新物の入荷は順調で、予想より多く売り込み準備が手遅れになった。昨今では、北海、静岡、愛知物の入荷で、いずれも荷動きは今ひとつで、拡販に努めているものの在庫が増えつつある。

大阪本場

大阪市中央卸売市場本場の12月の玉葱の販売量は3,498トン前年比81%(前月比106%)、前年比減、前月比増となっている。産地別の販売量は、北海物が2,921トン前年比76%(前月比107%)占有率84%、前年比1ポイントアップ。兵庫物が548トン前年比123%(前月比94%)、占有率16%前年と同じ。総平均単価はkg¥174前年比162%(前月比101%)で、前年比大幅高、前月比小幅高となっている。産地別の平均単価は、北海物はkg¥165前年比171%。兵庫物はkg¥220前年比110%となっている。大阪市場は前年比で北海物大幅高、兵庫物追随高となっている。

 1月に入り、北海物の直送品の入荷遅れで、北海、兵庫物の引き合いが強く相場は強保合に転じた。他方、静岡、愛知物の新物の入荷は予想外に多く弱保合となった。昨今では、兵庫物(冷蔵)の品質劣化が目立ち、貯蔵の限界が近づいた感があり、上値が少なく下値が多い販売となっている。北海物は値崩れを避け、相場維持に努めているが、入荷量が多すぎる。静岡の新物の入荷は順調で予想外に多く売れ行き不振になりつつある。

 1月5日の初市から20日までの玉葱の販売量は2,117トン前年比93%(前月比94%)。平均単価はkg¥186前年比158%(前月比103%)。産地別の販売量と平均単価は,北海物は1,672トン前年比87%、平均単価はkg¥171前年比168%。兵庫物は258トン前年比91%、平均単価は

kg¥234前年比122%。静岡物は145トン前年比341%、平均単価はkg¥275前年比87%となっている。

福岡市場 

福岡市中央卸売市場の12月の玉葱販売量は、1,737トン前年比84%(前月比68%)で、前年比、前月比とも大幅減となっている。主力は北海物で、販売量は1,394トン前年比74%、占有率80%前年比12ポイントダウン。中國物は285トン前年比215%、占有率16%前年比10ポイントアップ。佐賀物は16トン188%となっている。

1月に入って、北海物の直送品の入荷遅れで、越年在庫の販売が続いたが、荷動きは好転したとは言えないが、卸では在庫が減少し安心し、先行きの好転を期待した。昨今では、長崎の早生物の入荷が始まり、日々増加している。品質はまずまずの状態で、2L、L中心の球流れだか、現在以上に入荷量が増加すると販売が厳しくなる。北海物の入荷は順調で相場維持に努めているが、売れ行きは今ひとつである。

1月5日〜20日の玉葱の販売量は1,102トン前年比112%(前月比108%)で前年比、前月比とも増加している。平均単価はkg¥185前年比154%(前月比99%)で前年比大幅高、前月比はほゞ同値となっている。

 

1月25日(木)の建値市場の玉葱市況は次の通り

【札幌市場】  販売量219 トン  強い

 20kgDB2L¥4,000 3,500、 L大¥4,0003,300、 L¥3,8003,000        

                     M¥3,0002,600

【太田市場】】    販売量 332 トン  保合

 20kgDB2L¥4,2004,100、 L大¥4,0003,800、 L¥3,8003,700        

                     M¥3,2003,000

 岡10kgDB2L¥2,2002,000   L¥2,7002,500、 M¥2,6002,400

 知10kgDB2L¥2,000            \2,,500            M¥2,400

【名古屋北部市場】 販売量 116 トン  保合

 20kgDB2L¥4,0003,800、 L大¥4,0003,600  L¥4,0003,500        

                     M¥3,300 3,000

 岡10kgDB2L¥1,9001800 L¥2,4002,300、 M¥2,2002,100

 知10kgDB2L¥1,8001,700 L¥2,3002,200  M¥2,1002,000.

 

【大阪本場】    販売量119 トン  強い

 20kgDB2L¥4,0003,800、 L大¥4,000 3,800、 L¥3,6003,400         

                     M¥3,000 2,800

 庫10kgDB2L¥1,9001,500、 L¥2,6002,100、 M¥2,3002,000

 岡10kgDB2L¥2,300 2,000、 L¥2,6002,400  M¥2,4002,200

【福岡市場】     販売量150 トン  保合

 20kgDB2L¥4,5004,200  L大¥4,5003,800、 L¥4,0003,500        

                     M¥3,2003,000

 崎10kgDB2L¥2,5002,200   L¥3,0002,800 M¥2,8002,600        

                     

供給(産地)の動き

12月には、北海物の出回り減で市況は堅調に推移すると予想されたが、予想に反し、売れ行き不振で品余り傾向で軟調市況に終わった。年明けの市場は、北海道産地では、春高期待感が強く、需給関係を眺め年明けの出荷開始は、例年よりも後ズレとなったが、流通段階に越年在庫が多く、加えて新物の静岡物の生育が順調で入荷が倍増した。静岡産地では後続産地の出荷が増加する前に重点出荷を計画している。

 

北海道産地

12月の需要不振で北海物の流通段階の年末年始の在庫が膨らみ、年明けの市況は軟化傾向の幕開けとなった。ホクレンでは年内出荷は前進化し、出荷進捗率は67%に達したと言う。年明けの販売計画は110,200トンで前年比77%と報告されている。商系の出荷は多少後ズレしていると言われるものの、越年販売量は前年の80%を下回ることになる。

北海産地では前進出荷傾向となっているが、府県の新玉葱は、作付増はないものの温暖化で生育順調で前進化している。年明けの輸入は中國が主力となるが前年比15,000トン増(前年比120%)と予想されている。主力の北海物が前年比減となるものの、府県の新物と輸入物は前年比増と予想されている。

府県産地

府県産の早生物は、静岡を始め愛知、長崎、佐賀の生育が順調で前進化している。静岡物は2月がピークとなるが、2月からは長崎、3月からは佐賀が出荷期を迎える。いずれの産地も生育が順調で前進化しているほか、球肥大、球揃いが良好で豊作型で推移している。最終作柄は今後の天候に左右されるものの、葉鞘が繁茂し温暖化と病害が懸念される面がある。

中晩生主力の兵庫の極早生も、生育は順調で前進化傾向である。葉鞘の伸びが顕著で冬ぼこりが起きている。冬ぼこりが起きると病気が発生し易いので、要注意と言われている。

輸入の動き

12月の輸入の速報値は、24,608トン前年比126%。日本市場の高値市況を反映して大幅増となっている。国別では、中國が22,555トン前年比117%、アメリカが1,762トン前年比1055%、オランダが186トン前年比344%、オーストラリアが105トンで前年はなし。

中國、現在の供給産地である甘粛省の即売物の出荷は終盤を迎えている。中國の旧正月(2月10日)前後から価格は強含みに推移すると予想されているが、年明けの中國マーケットは軟調で、輸出についても12月まで好調であった欧州向けは紅海の問題などの影響でストップ。日本、韓国向けもスローダウン傾向にあり、産地価格は軟化している。後続産地の雲南省については、栽培面積は昨年並み、生育は順調と報告されている。現在の日本向け価格は、20kg・C&F・剥き玉・$11.00、皮付き$9,80

アメリカ、今シーズンのワシントン州の作柄は、天候に恵まれ豊作型となり貯蔵庫が一杯となったと報告されている。倉入れ後の国内マーケットは軟調で産地価格は、Jサイズ$7.00、Mサイズ$8.00の安値に落ち込んだが、12月にはクリスマス需要やメキシコからの発注増から急騰。現在の国内マーケットはJサイズ$17.00、Mサイズ15.00の水準に上昇している。

現在の日本向け価格は、50£・C&F・Jサイズ$22.50、Mサイズ$20.50となっている。急騰していることで昨今の日本向け成約はないと聞く。

ニュージーランド、主力産地地のプケコへでは収穫が始まっている。作柄は平年並みで質は良好との情報である。国際的な価格高を受けて高値を期待していると聞く。現在3月積みの日本向け価格は、20kgC&F・Lサイズ¥2,850、Mサイズ¥2,650と言われている。

 

2月の市況見通し

北海物は在庫減で前年比出回り減となるが、新物、輸入物は出回り増となる。需給バランス的には供給減が予想されるが、需要の低迷気味が続いているので、需要が回復しない限り、需給の好転はなく春高相場は望めない。いずれにしても北海物主導の相場展開となることから、北海道産地の出荷姿勢が市況の決め手となる。私見では、現状の出荷状況が続く限り、市況は、北海物は現状維持または弱保合い。新物は軟調相場が続くと予想している 笹野敏和記)


 
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